試合実況考察

PO SF 鹿児島 vs 香川 Game1

スタメン

ストックマンJr.上良ママドゥラベネルダマ

1Q

9:44 香川
Pin - Step-Up PnR
- Inverted Pindown (vs Switch)
- Post Iso - Kick Return

Pin - Short Step-Upと見せかけて、DS待機していたラベネルにママドゥがPindown。
Switchさせてラベネルvs SmallのMUMでPost Up。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shiftに捕まり、なんとかキックアウト。
直後、3ptラインまで出てきたラベネルがリターンパスを受けて3pt成功。

色気ムンムンのオープニングプレー。
展開にびっくりするだけで、構造的に期待できるポイントは特になかった。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shiftされてるわけだし。
ラベネルがすごかった。


8:56 香川

1-2-2Zone Pressに対してボールを運び、ラベネル3pt失敗。

ヒートチェックだろうか。
1本決めただけでこのショットセレクションができるってことは相当感触が良いのだろう。


8:14 香川
BLOB

捨てられたダマのミドルレンジジャンパー失敗。


7:58 香川
High PnR (vs Show)
- Elbow Iso
- Kick - Counter Drive (TOV)

ダマSingle Side Corner Stretchで上良ラベネルPnR。
上良はShowを嫌がってスクリーンを使えないのを見て、ラベネルがElbow Isoにシフト。
鹿児島はダマを捨ててラベネルにヘルプを送り、ラベネルはダマへキックアウト。
クローズアウトしてこないし、自分はジャンパー打ちたくないしでダマは消極的にドライブを選択し、狭いスペースでTOV。

ダマをSingle Side Cornerに配置した時点で香川のスペーシングは壊滅していた。
鹿児島は「ダマの外は捨てよう」というスカウティングがきっちりできている。
そもそも、その前の「ラベネルMUMを避けるためにShowでSwitch回避しよう」も十分にできていた。


ラベネルのスピード、ダマのフィジカルをそれぞれの外国籍で明確に狙う鹿児島。
MUMの意識が基本的に薄い香川。

余談だが、MUMは「相手の弱いところ」だけでなく、「相手の消耗させたいところ」もターゲット対象の観点となる。
ダマのフィジカルもラベネルのスピードも香川的に決して弱いところではないが、彼らを消耗させることができれば鹿児島的には試合を作りやすくなる。

立ち上がりのプレー内容は鹿児島の方が数段良い。


7:35 香川
Corner Filled PnR (vs Under)
- Pull Up

ダマDS待機でストックマンJr.ラベネルPnR。
UnderをPush Screenで巻き取り、ワイドオープンになったストックマンJr.のプルアップスリー失敗。
セカンドチャンスでダマFT獲得。

Under攻略のPush Screenがきれいに成功。
果たして、この試合はプルアップがどのくらい決まってくれるのだろうか。
香川のシュート力的にこれはやってみなければ分からない要素。
これが決まればいいが、これが決まらなくてもプルアップでのカウンターしか取れないのがこれまでの香川。

話は変わるが、ダマのOREBは好材料。
スピード対策でダマをSmall外国籍につけていることで、そのままのマッチアップでOffできたら高さのミスマッチへと状況が変わる。


7:00 香川

DREBからプッシュ。
いくつかパスを回して上良の3pt失敗。


6:44 香川
Empty Step-Up PnP (vs Show)
- Pop Feed - Wing Iso

ダマDS待機でストックマンJr.ラベネルPnP。
Showに捕まりかけるが、なんとかPop Feed。
ラベネルWing Isoでドライブレイアップ失敗。

そこでキックアウトできるのがベストだが、ラベネルはできないのかやらないのか分からないが、とりあえず基本的に自分のフィニッシュを選択する。
ヘルプが3人もいて、非常にタフだった。
Showに対しては、ドリブルをつくタイミングが良くなかったため、危ない展開になっていた。
あと別にいいけど、ラベネルの軸足がめちゃくちゃブレてる。


5:55 香川
Empty PnP (vs Ice)
- Reject - Pop Feed

ラベネルTop StretchでストックマンJr.ダマPnP。
IceでストックマンJr.にプレッシャーを与えつつ、ダマのPopを誘発させてくる鹿児島。
ダマが孤立したところでTopのラベネルがCut the Popの際にファールドロー。

ラベネルが窮地を救ってくれた。
ラベネルScreener時はShowでMUMやPopでのオープンを阻止。
ダマScreener時はIceでPop誘発。
鹿児島はそれぞれのScreenerに対して、香川が一番嫌がるCoverageを選択してきている。


5:45 香川
Corner Filled PnR (vs Under)
- Re-Screen (vs Chase)

ラベネルWeak Wing StretchでストックマンJr.ダマPnR。
今度はUnderしてくる鹿児島。
1回目はUnderで先回りされ、2回目のRe-ScreenでChaseを剥がすことに成功。
そのままドライブレイアップでFT獲得。

ダマPop / Late Rollは捨てられるため、できればTrailer Forwardの位置関係を作りたい。
ただ、この場面はSide by Sideの位置関係になっており、ぎりぎりのFT獲得だった。
ストックマンJr.がJailでダマを待てるかどうか。


5:16 香川
Post Iso

ラベネルパサーでダマPost Up。
ハメられにくい配置で2-3Zone Shiftされる。
ダマがDoubleを掻い潜ってレイアップ成功。

これはナイスプレー。
1Q 7:35同様に、ダマがクロスマッチアップでSmallにマークされている状況で的確にPost Upを選択できた。
また、この時にハメられにくい配置を取れていたのも非常に大きい。
ダマはミドル側にドリブルできたため、Doubleに捕まらずにレイアップまで持ち込むことができた。
このミドル側への打開も、サイズのミスマッチがあったからこそ生まれたように見える。


4:43 香川
Empty PnR (vs Under)
- Re-Screen (vs Under)
- Post Iso

ラベネルWeak Slot StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Underを打開できず、PnRを諦めてラベネルPost Upへ。
深い位置でSealできたこともあり、Doubleされながらもフック成功。

PnR以降のプレーはアドリブであるため、偶発的ではあるがハメられにくい配置になっていた。
鹿児島はサイズとフィジカルに劣るチームであるため、今回のようにDeep Sealの可能性は割とある。
ハメられにくい配置を作れるのであれば、積極的に狙っていきたいポイント。

PnRに関しては、ダマはPush ScreenもFlat Screenもできる印象が特にないため、仕方ないと割り切る他ない気がする。
ダマDS待機でラベネルPopだけやってればいいんじゃないと思う。


カイルリチャードソンにボコされるダマ。


3:55 香川
Empty PnR (vs Under)
- Pull Up

ラベネルWeak Slot StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Underに対してプルアップスリー成功。

入って良かった。
ただ、このショットにどれだけの再現性を見込めるのかは分からない。


3:30 香川
Post Iso

ダマDS待機でラベネルPost Up。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shiftされ、ペイントエリアのスペースが消滅。
ジャブからのジャンパーを選択するも、失敗。

ハメられやすい配置を作ってしまうと、せっかくのマッチアップアドバンテージも意味がない。


3:05 香川

DREBから速攻。
ダマのダンク成功。

速攻ミスは逆速攻の起点になる。


2:36 香川
Empty PnR (vs Under)
- Pull Up

ラベネルWeak Slot StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Underに対してプルアップスリー成功。

2連続成功。
今日はこのショットを信頼できるショットと考えていいのか?
どうなんだ?


2:05 香川

ボールを運んできたダマがそのままFTラインでフローターを放ち、失敗。


1:42 香川
Empty Step-Up PnR (vs Chase)
- Roll Feed

ラベネルTop Stretchで上良ダマPnR。
Handler Forwardの位置関係から、Roll Feedを受けたダマのレイアップ失敗。

フローターを警戒する必要はないため、Screener DはRim Protectionに専念できる。
ダマはLate Rollからのスキルを持っていないため、上良としてはJailしてTrailer Forwardの位置関係になるのを待ってあげたかった。

それとは別に、地味にPull Screenが上手だったダマ。
Push Screenできない代わりにPull Screenはできる?


ランダルラベネルの組み合わせ。
鹿児島はランダルにSmallをつけて、松井にBigをつける。


1:04 香川
Post Iso (vs Full Front)

松井Weak Corner Stretchで、ラベネルパサーでランダルPost Up。
Full Frontの上を通すパスを受けたランダルがエンドワン獲得。

ハメられにくい配置を作れていた。
また、最も引力の強い松井をWeak Cornerに配置していたことで、Full Frontに伴う裏ケアをWeak Cornerに十分にやらせなかった。
鹿児島はなぜ松井にBigをつけようと思ったのだろうか。
ランダルにSmallをつけるということは、残りのBigが必ずそのヘルプに回らないといけない。
ただ、その役割を担うBigを最も引力の強い松井につけたことで、ヘルプが疎かになってしまった。
だったらランダルにBigをつけるのがいいのでは?


鹿児島選手交代で完全に1Bigに。
もちろんそのBigはラベネルをマーク。


0:25 香川
High PnR (vs Under)
- Pull Up

ランダルラベネルPnR。
Underに対してプルアップスリー失敗。

ストックマンJr.は2本決めたが、ランダルの調子はどうだろうか。


1Q終了
鹿児島 22 - 19 香川

2Q

ランダルラベネルの組み合わせ。


10:00 香川
Zone Attack

ランダルTop、ラベネルDSの配置。
前衛との強制MUMではあるが、ランダルにマッチアップする前衛右が前衛左方向へとディレクションをかけることで、実質1on2。
前衛左がヘルプに強めに寄ることで、左Wingで木村がややオープンになり、パスを受けての3pt失敗。

前衛との強制MUMによるヘルプの引きつけが発生した。
このCOSでロールプレイヤーたちがどれだけの質を発揮できるか。


9:25 香川
Post Iso

ラベネルDS待機でランダルPost Up。
ややハメられやすい配置で2-3Zone Shiftされるが、ターンアラウンド成功。

ターンアラウンドの決定力があるのであれば、この場面のように2-3Zone Shiftの影響を受けずにフィニッシュできる。


8:50 香川
Post Iso

ラベネルTop StretchでランダルPost Up。
スピンでDefをかわしてレイアップ成功。

ラベネルTop Stretch、木村DS待機であったことで、ハメられやすい配置と言える配置がハメられにくい配置になっていた特殊な事例。
Rim ProtecterがラベネルによってTopに引っ張られ、2-3Zone Shiftの要であるDSは最もSmallなDefが務めることになる。
この配置だと、Rim Protectionはないも同然であるため、ランダルは悠々とレイアップを成功させることができた。


8:09 香川
Post Iso

ラベネルTop StretchでランダルPost Up。
ハメられにくい配置の香川に対して、鹿児島はTopのBigが後衛中央として降りて強引に2-3Zone Shift。
ランダルのターンアラウンド失敗。

はじめはハメられにくい配置でめちゃくちゃ良かったが、その後が残念だった。
鹿児島の強引な2-3Zone Shiftに対して、パサーの木村がClearしてラベネルがSlotをFillするところまでは完璧だった。
この場面での理想の展開は、Top Stretchによる強制MUMを認知してラベネルIsoへと移行すること。
ただ、実際はラベネルがNail / Elbowに入ってきてしまい、MUMがうやむやになってしまった。
その結果、しっかり2-3Zone Shiftにハメられ、ランダルがタフなターンアラウンドを打つことになった。


7:43 香川

DREBからプッシュ。
松井のトランジションスリー失敗。


7:26 香川
Post Iso
- Skip - Counter Drive - Kick

ラベネルDS待機でランダルPost Up。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shiftされる中、Weak CornerからWeak Wingに顔を出したママドゥにスキップパスが飛ぶ。
ママドゥカウンタードライブが止められ、同時にWingにStretchしていたラベネルがキックアウトを受けてタフスリー失敗。

これぞハメられやすい配置、という感じ。
また、ランダルがSealする位置も理想より2歩分ほどアウトサイド寄りだったため、ヘルプを大きく引きつけることもなかった。
そのため、ママドゥに与えられたCOSは、ママドゥのカウンタードライブのスキル的に不十分だった。
はじめはTop Stretchしていたラベネルが、Post Upに伴ってDSに移動する時の絶望感たるや。


6:37 香川
Floppy Post

ラベネルDS待機でランダルPost Upを狙うところのポジション争いでファールドロー。
Top、DS、Weak Cornerのハメられにくい配置ができていたから、Post Feed後の展開が見たかった。


6:29 香川

BLOBでDeep Sealしたランダルのフック失敗。

木村ラベネルHigh PnRと松井ランダルPindownが同時に行われそうな状況。
PindownでSwitchが発生し、vs Smallを狙ってランダルがDeep Sealして決定機を作った。
ラベネルがHigh PnRのスクリーンをセットしていたことがRim Protecterを3ptラインに引っ張ることに繋がり、スペースも良かった。
デザインされたBLOBには見えないが、うまい具合に構造が作れていた。


6:04 香川

DREBからプッシュ。
ランダルのトランジションスリー失敗。


5:45 香川
Post Iso
- Skip

ラベネルDS待機でランダルPost Up。
ハメられにくい配置での2-3Zone Shift。
Weak CornerのママドゥにDSのラベネルがFlareをかけ、ややオープンになったママドゥの3pt失敗。

Top、DS、Weak Cornerのハメられにくい配置が作れていれば、Flareなくともママドゥのワイドオープンは生まれる。
むしろラベネルのDSでの引力の方が、Flareよりもママドゥをオープンにする力があると思う。
だからFlareじゃなくてDS待機で合わせに専念するラベネルが見たかった。
でも、これまでハメられやすい配置でしかやってこなかったのを考えると、大きな進捗。


5:05 香川

Press Breakからママドゥの3pt成功。

2-2-1Zone Pressから2-3ZoneなのかM2Mなのか非常に曖昧だったため、あっさりオープンが生まれた。


ランダルダマの組み合わせ。


4:30 香川
Post Iso
- DS Feed

ダマDS待機でランダルPost Up。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shiftを受けるが、DSのダマにパスが通り、エンドワン獲得。

配置的にはこのポゼッションがうまくいくはずはなかった。
ただ、後衛サイドでDSのヘルプを務めるDefが最もSmallだったことで、DSのダマがオープン同然だったため成立した。
サイズ不足で2-3Zone Shiftが成立しなくなる点は、2Q 8:50と近いところがある。


鹿児島選手交代。
#32と#34投入で完全な1Bigを解消。


3:40 香川
UCLA Post Split
- Slip Feed

ランダルPost Upでママドゥも絡む松井ダマSplit。
ママドゥのRejectにパスが通る際にファールドロー。
すでにボーナス突入。


3:04 香川
Post Iso
- DS Feed

ダマDS待機でランダルPost Up。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shift。
ターンアラウンドで後衛中央を引きつけてのDS Feedがディフレクション。

Weak CornerのDefがSmallという、2Q 4:30と全く同じ状況。
そのため今回も同じようにDS Feedを狙ったわけだが、鹿児島はランダルのターンアラウンドに合わせてRedではなくPeelしたことで、DS Feedをディフレクションできた。
というか、TOVにならなかったのが奇跡的なほど完璧にDS Feedを読んだPeelだった。
このパターンがあるということは、やはりハメられにくい配置でWeak Cornerへのスキップパスを飛ばせる状況を作っておくべきだなと感じる。


2:27 香川
Post Iso
- Skip - DS Feed

ダマDS待機でランダルPost Up。
ハメられにくい配置で2-3Zone Shiftを受けて、Weak CornerからWeak Wingに顔を出した上良にスキップパスが飛ぶ。
上良は即座にDSに落とし、ダマがフェイダウェイ失敗。

↑で書いたハメられにくい配置を作ったパターンが見事に実現した。
やっぱりハメられにくい配置を作るとめちゃくちゃ簡単にワイドオープンができる。
だからこそ、上良自身で3ptかカウンタードライブするところが見たかった。
これは上良のために生まれた必然的なCOSだったから。


1:48 香川
High Short PnR (vs Chase)
- Veer (vs Toplock)
- Chase (vs Chase)

ランダルDS待機でストックマンJr.ダマPnRから松井ダマVeer。
Toplockに対して下を通ってパスを受け、Chaseにつなげるがオープンになりきれずショットクロックバイオレーション。

ダマがさらにChaseをかけてあげる連携が欲しかった。
ランダルもそれを思ってか、DSを離れて(=ダマのDiveするスペースを空けて)いただけに、ダマ何してんの感が強いポゼッション。


1:04 香川
Post Iso
- Empty Inverted PnP (vs Show)
- Ghost - Drive Kick

ダマDS待機でランダルPost Up。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shiftされたこと、そもそもダマのDS待機さえ間に合っていなかったことでランダルが潰されかけるがなんとか脱出して仕切り直し。
ダマDS待機でランダル松井Inverted PnP。
松井のGhostでShowを崩してランダルドライブキック。
ストックマンJr.の3pt成功。

松井のGhostはShowを崩す意味でも大きかったが、スペーシング的にも大きかった。
というのも、松井がGhostでStrong Cornerへ移動することで、Weak Sideでハメられにくい配置が完成していた。
それにより、ランダルが崩れたShowをドライブを打開した際に、ストックマンJr.のワイドオープンが生まれた。
これは松井がSlipしてWeak Cornerとかに移動していた場合には起こり得なかったこと。

ちなみにポゼッション最初のPost Upは地獄の配置だった。


ランダルラベネルの組み合わせ。


0:13 香川
Wing Iso
- Drive Kick

ラベネルStrong Corner StretchでランダルWing Iso。
ベースラインドライブでラベネルのところからヘルプを引きつけてキックアウト。
ラベネル3pt成功。

2Q 1:04と同様の配置から、今度はStrong Sideがヘルプに出たらどうなるのか、というのがよく分かるポゼッション。
Single Sideからヘルプに出ると、完璧なPeelでもできないかぎり、COSが確実に発生する。


2Q終了
鹿児島 39 - 31 香川

3Q

ストックマンJr.上良ママドゥラベネルダマ。


9:43 香川
Logo PnR (vs Chase)
- Pull Up

ラベネルTop StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Chaseを剥がしてのプルアップ成功。

ガード同士のマッチアップでフィジカルのミスマッチがあることから、それを狙うLogo PnR。
面白いアイデア。


9:00 香川
Zoom

イリーガルスクリーン。


8:35 香川
Empty PnP (vs Ice)
- Reject - Pop Feed

ラベネルWeak Wing StretchでストックマンJr.ダマPnP。
Iceに対してRejectして、Pop Feedを受けたダマのジャンパー成功。

IceされるとReject + Popになりがち。
ダマScreenerでのこのパターンは打たされた感が非常に強いし、普通に打ちたくないし。
ダマScreener時はTrailer Forwardになるように調整したい。


8:02 香川
Empty PnR (vs Show)
- Angle Change

ダマTop StretchでストックマンJr.ラベネルPnR。
ラベネルPost Upに移行する際に、ダマのDefがTopから降りて2-3Zone Shift。
ダマがTopからミドルレンジに入ってパスを受け、ジャンパー成功。

ダマTopでのPost Upはハメられやすい配置と認定しているが、↑に続いてダマがジャンパーを決めてきた。
ダマの評価的にもベンチのこれまでの傾向的にも、このショットを作りたいからこのプレーをやったとは思えない。
今回うまくいったから良いけどさって感じのポゼッション。


7:18 香川
High PnR (vs Switch)
- Top Iso - Drive Layup

ダマDouble Side Corner StretchでストックマンJr.ラベネルPnR。
SwitchさせてストックマンJr. vs Slow。
ドライブレイアップ失敗。

ラベネルvs Smallを拒否してストックマンJr.が選択した自分のvs Slow。
決めきらないといけない状況だったがレイアップミス。
ストックマンJr.はレイアップうまくないよね。


6:38 香川
Empty DHO (vs Chase)
- Pull Up

ラベネルDS待機で上良ダマDHO。
Chaseを剥がしきれずに放ったプルアップは失敗。

ダマのDHOの位置がTop寄りすぎて、上良のできることが少なかった。
あとはラベネルDS待機により、中と中の関係性がしっかり生まれてしまったのも良くなかった。


6:08 香川

DREBからダマがドリブルプッシュ。
そのままレイアップ成功。


5:36 香川
High PnR (vs Under)
- Pull Up

ラベネルSingle Side Corner StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Underに対してプルアップスリー成功。

ダマにPush Screenは期待できないなあと。
ストックマンJr.のプルアップスリーも、ランダルと同じで再現性があるかどうか怪しいから、良いプレーとは簡単には言えない。
それでも、ラベネルSingle Side Corner StretchによってRim Protecterをロックできる配置が作られていたのは確実に良かった。


5:00 香川
Zoom ? (vs Chase)
- Pull Up

松井ラベネルダマZoomっぽい見たことないプレー。
松井はChaseを剥がせたと思ってショットを放ったが、挽回が早くてブロックされた。
そのこぼれ球を拾ったダマのフローター失敗。

よく分からないプレーだから特にコメントなし。


3:58 香川

よく分からないプレー再び。
最終的にラベネルドライブレイアップでFT獲得。


ランダルダマの組み合わせ。


3:18 香川

Rim Runするダマがファールドロー。


3:15 香川
Pindown - Corner Filled PnR (vs Chase)
- Short Roll Feed
- Empty DHO (vs Under)

ランダルDS待機で松井ダマPnR。
Short Roll Feedを受けたダマが上良とDHO。
上良はUnderに対して3ptを選択するが失敗。

松井Handlerの機会が多すぎるのはずっと思っている。
その機会を全て上良に回してあげたい。
松井は3pt警戒で激しくChaseされる傾向にあるが、それに対してはRe-Screenを何度も繰り返すかJailするかでカウンターしたい。
ただ、Re-Screenの繰り返しは2Q 1:48のように連携が取れていない場面が見られ、Jailは松井がほとんどしない。
このチームにおいてHandler適正のあるプレイヤーとはあまり思えない。


2:35 香川
Post Iso
- Return - Counter Drive

ダマDS待機でランダルPost Up。
ハメられにくい配置で2-3Zone Shift。
ランダルからリターンを受けた木村のカウンタードライブが止められ、ごちゃついて最終的に松井の3pt失敗。

木村の判断ミス。
ハメられにくい配置が作れていたため、ワイドオープンにならない限りランダルに任せておけばいい状況だったが、小さなCOSで仕掛けてしまった。
それが成功すればまだ良いが、両足キャッチからの運ゲーカウンタードライブが案の定完封されたため、良いことがなかった。
ハメられにくい配置という概念がチームで共有されていないことで、ハメられにくい配置の再現性が低いし、いざできた時もそれに気づけず今回ののような判断ミスが起こる。


1:51 香川
Post Iso
- Laker Cut Feed

Post Upと言えるか分からないが、Post FeedとLaker Cut FeedのGive & Go。
DSのランダルが合わせるが、そこでボールが止まり、最後は松井のタフスリー失敗。


0:41 香川

DREBからプッシュ。
木村がファールドロー。
すでにボーナス突入。


ランダルラベネルの組み合わせ。


0:21 香川
Pitch Action
- Fake DHO - Drive Layup

ランダルのFake DHOからそのままドライブレイアップに持ち込むも失敗。

ドリブルが1つ少なかったことで、Defのドライブレーンへの介入を許してしまい、レイアップがタフになった。


3Q終了
鹿児島 54 - 50 香川

4Q

ランダルラベネルの組み合わせ。
鹿児島は1Bigのラインナップ(1Bigかどうかも怪しい)。


10:00 香川
Spain PnR (vs Switch)
- Drive Layup

ランダル松井ラベネルSpain PnR。
Switchでランダルvs Slowが発生し、ドライブレイアップに持ち込むが失敗。

決めきれない。


9:38 香川
Post Iso
- Kick

ラベネルWing StretchでランダルPost Up。
ハメられにくい配置で2-3Zone Shiftされる中、ラベネルがLaker Cut。
Weak WingからTopに移動してきていた木村がFill的にパスを受けての3pt失敗。

ハメられにくい配置 + Laker Cutにより、Def4人をベースライン沿いに集めた。
これにより、Topでパスを受けた木村は広大なスペースを利用できたはずだが、あっさり3ptを放ってしまったのは痛かった。


8:53 香川
Spain PnR

ランダル松井ラベネルSpain PnR。
Ramを入れてのSpainで、鹿児島はそれをPre-Switchで対応。
ランダルのRejectからのドライブレイアップが止められてヘルドボールに。

Pre-Switchでラベネルvs Smallが発生したから、Spain PnRをキャンセルしてラベネルIsoしてほしかった。


8:22 香川
Post Iso
- Post Feed (TOV)

ラベネルTop StretchでランダルPost Upを狙ってのPost FeedがTOV。
通っていれば、ハメられにくい配置でのPost Upになっていただけにもったいなかった。


ラベネルダマの組み合わせ。


7:59 香川
Empty PnR (vs Switch)
- Zoom (vs Chase)

ラベネルTop Stretchで木村ダマPnRから、上良Zoom。
Chaseが剥がれた状態でDHOを受けた上良の3pt失敗。

MUMの意思は見えない。


7:23 香川
Floppy Post
- DS Feed

ラベネルDS待機でダマPost Up。
DSのラベネルがFace Sealしてパスを受ける際にファールドロー。

ラベネルがSmallにマークされたため、強引にDSからFace Sealして、簡単にファールドロー。


7:08 香川
Nail Iso
- DS Feed

vs SmallのラベネルNail Iso。
ゴリ押していくところでDSのダマが合わせてエンドワン獲得。

ここは2連続でラベネルのところのミスマッチを突いていった。


鹿児島2Bigに戻す。


6:38 香川

ラベネルがRim RunからDeep Sealする中、ダマがドリブルプッシュ。
ラベネルのDeep Seal + ダマのアウトサイドの脅威のなさによってDefの重心がベースライン寄りになったところで、ダマのフローター失敗。

たしかに3Qに2連続でミドルレンジジャンパー決めてたけど。
それでも正しいショットセレクションとは言い難い。


6:14 香川

ボール運びの最中にTOV。


5:41 香川
Empty DHO (vs Under)
- Reject (TOV)

ラベネルDS待機で上良ダマDHO。
上良がRejectし、ダマはPop。
Handler DとDropするScreener Dに囲まれた上良がTOV。

ダマが外でラベネルが中の関係性。
絶対に逆でないとおかしい。
ダマのPopに引力がなさすぎるために、上良がDropのプレッシャーももろに受けないといけなかった。
上良もHandler Forwardでいつまでもドライブを続けるのではなく、途中で引き戻す判断もしくはサークルアンダーまで持っていく判断が必要だった。


5:06 香川
Post Iso
- Decoy Drive

ダマWeak Corner StretchでラベネルPost UpのためのPost Feedと思わせて、ストックマンJr.がドライブでファールドロー。

ダマがDSに入ってくれていれば、きれいにハメられにくい配置になっていた。
そしたらストックマンJr.のドライブで何が起こるか期待感に溢れる。
ファールドローでうやむやになった。


4:54 香川
Zone Attack

唐突の3-2Zoneで大混乱。
木村の3pt失敗。


ランダルダマの組み合わせ。


4:14 香川
Corner Filled PnR (vs Switch)
- Empty Step-Up PnR (vs Switch)

ダマWeak Corner StretchでストックマンJr.ランダルPnR。
Switchに対してストックマンJr.が1on1を仕掛けるも、ディフレクション。

何がしたいのか、という雰囲気と内容。
MUMもスペースも崩れているから、意図を汲み取れない。


3:27 香川
Empty PnR (vs Chase)
- Roll Feed

松井Weak Wing Stretch、ランダルDS待機でストックマンJr.ダマPnR。
Side By Sideの2on1でのRoll FeedでTOVしかけるも、ぎりぎりこぼれ球を拾ったダマがショットに持ち込む。
ただ、そこでTOV発生。

ランダルがSmallにマークされ、松井がBigにマークされるマッチアップ。
そのため、松井Weak Wing StretchとランダルDS待機は合理的。
ただ、PnRでのDropとの2on1がSide By Sideになったことで全てが狂った。


ランダルラベネルの組み合わせ。


3:01 香川
Zone Attack

ラベネル右Wing、ランダルTopの配置。
3-2Zoneの前衛右に対してラベネルが強制MUM。
前衛中央もラベネルに意識が向いたところでランダルがDive。
後衛の2人は両Cornerに配置されていた松井と上良に引っ張られていたことで対応が遅れ、ランダルレイアップ成功。

しっかり3-2Zoneを想定してATOをデザインしてきた模様。
3-2Zoneに対する強制MUMはこういう感じになるのか。


2:14 香川
Empty PnR (vs Switch)
- Reject - Roll Feed (TOV)

松井Weak Slot StretchでランダルラベネルPnR。
Rejectに対してLate Switchしてきたのを見て、ランダルはラベネルのDiveを待ち、Trailer Forwardの位置関係を作る。
ラベネルへのRoll FeedがディフレクションされてTOVに。

Bigにマークされる松井はSlotに配置していたのが良かった。
ランダルはMUMできたのを見てTrailer Forwardの位置関係を作り、Tagが来るのを見てWeak Wingのママドゥにスキップパスを飛ばそうとしたのだと思っていたが違ったっぽい。
スキップパスを狙ったけどディフレクションされたと思って「惜しかった」と評価しようとしたが、素直にRoll Feedを狙っていたらしく、「ああ、そっかあ」となってこの文章を書いている。


1:57 香川

スティールから速攻。
上良レイアップ成功。


1:28 香川
Double Drag (vs Switch)
- Wing Iso - Drive Layup

ランダルラベネル松井Double Drag。
うまくSwitchされ、あらゆるミスマッチが全て解消された。
そんな中ラベネルWing Isoでなんとかドライブしてレイアップ成功。

松井はRim Protecterを1人3ptラインに釘付けにできる存在であるため、安易にボールに関わらせたくない。
そうでないと、この場面のようにMUMを逆に解消されるきっかけとなってしまう。
それでもレイアップを決めきれたのはラベネルの能力の高さのおかげ。


0:59 香川
Post Iso

ラベネルDS待機でランダルPost Up。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shiftされ、ランダルが潰される。
TOVになりかけたこぼれ球をラベネルが広い、ドライブを仕掛けるが、TOVになってしまう。

ハメられやすい配置でPost Upを繰り返し続けることで、ペイントエリアがぐちゃぐちゃになりっぱなしのこの試合。
そりゃ負けますわ。


0:40 香川

ボール運びから加速したラベネルがドライブレイアップでFT獲得。


以降はファールゲームと時間をかけない攻撃。


4Q終了
鹿児島 72 - 63 香川

まとめ

主なセット
・特になし

良かった
✅たまにハメられにくい配置でPost Upできた
▶️当たり前であってほしい

課題
☑️ハメられやすい配置でのPost Up(これに尽きる)
▶️ハメられやすい配置を作ろうという考えが特に感じられない
☑️ダマのStretch / Pop
▶️しっかりスカウティングされて捨てられるため、中と外の関係性として成立しない
☑️ダマScreener時の前後関係
▶️Side By Sideはもちろん良くない
▶️Handler Forwardでダマがジャンパーやフローターを打つしかなくなるのも良くない
☑️松井Handler機会の多さ
▶️ハードなChaseを振り切れない

-試合実況考察