試合実況考察

PO QF 東京U vs 香川 Game1

スタメン

ストックマンJr.上良ママドゥランダルラベネル

1Q

10:00 香川
Stagger Twirl (vs Under)
- Pull Up

StaggerでラベネルTwirl。
Underに対して若干Fadeしてパスを受けて、ドライブも考えつつ放ったプルアップスリーが成功。

幸先の良いスタート。
外国籍にマークされるママドゥをStaggerの元々のユーザーにしてClearさせる。
その結果、実質的にラベネルストックマンJr.のPindownを演出した、というのはMUMの観点からナイスと言える。


9:18 香川

DREBからプッシュ。
ラベネルドライブレイアップでエンドワン獲得。

東京Uがポジション通りのマッチアップを選択しないため、トランジションで綻びが生まれやすい。
ラベネルのナイスプッシュ。


8:56 香川
Ram (vs Chase)
- Post
- Kick Extra - Counter Drive

Stagger TwirlをキャンセルしてPnRにしたら、それがRam Screenになっていた的な。
RamもChaseで対応されたため、緊急策としてラベネルパサーのランダルPost Upへ。
元々自動MUMだったマッチアップのため、Weak CornerからRed的にDoubleが来るも、トップからWingにFillしたストックマンJr.へのキックアウト経由でWeak Sideにボールが渡る。
ママドゥカウンタードライブからフローター失敗。

パサーのラベネルのLaker CutとWeak Cornerの上良のCorner Diveのタイミングが重なっていた。
そこまではハメられにくい配置を作れていたが、最後のCut重複でペイントエリアが狭くなってしまった。


8:05 香川
Empty PnR (vs Under)
- Pull Up

ママドゥWeak CornerでランダルラベネルPnR。
Underに対してプルアップスリー失敗。

シーズンでも課題となることの多かったランダルのvs Under。
Flat ScreenとかPush Screenを意図的に使うことはなかったため、おそらくプレーオフでもそこは変わらない。
となるとランダルのプルアップの質に依存することになるため、頑張ってほしい(!?)。


7:43 香川
Post Iso
- Return

ママドゥパサー、ラベネルWeak Wing StretchでランダルPost Up。
ストックマンJr.がTop Diveして空いたTopのスペースをラベネルがFill。
2-3Zone Shiftに対して完璧なハメられにくい配置を作ったことで、東京UのDoubleとRotationのルールが崩壊し、簡単にパサーのママドゥがワイドオープンに。
リターンパスを受けたママドゥの3pt成功。

外国籍にマークされるママドゥとラベネルをそれぞれパサー、Top Stretchとして活用することで、Rim Protecterを完璧にペイントエリアから除外した。
ママドゥとラベネルの配置により、残りの2人はWeak Sideでどのような配置を取ってもハメられにくい配置になることが確定していた。
また、ランダルは2-3Zone Shiftに対してリングに正対することで、Weak CornerがDoubleに来るタイミングをしっかり目視で確認できていた。
完璧な配置とランダルの的確な体の向きが、2-3Zone Shiftの綻びを作り出した。
今季有数のポゼッションでは?


7:02 香川
Stagger
- Decoy Drive

1Q 10:00と同じママドゥStagger。
ママドゥがClearしていくタイミングでランダルがDecoy Driveを仕掛けてファールドロー。

ドライブを仕掛けるなら、スペースに乏しい右ではなく左を選んでほしかった。


東京Uマッチアップ変更。
ランダルとラベネルに外国籍をつける。

ランダルのドライブをSmallでは受け止めきれないと判断したか。


6:52 香川

BLOBでランダルFT獲得。


6:44 香川
Stagger
- Decoy Drive

1Q 10:00, 7:02と同じママドゥStagger。
ママドゥがClearしていくタイミングでランダルDecoy Driveからのレイアップ失敗。

今度はスペースが広く空いている左方向のドライブを選択したランダル。
1ポゼッションで判断を修正してくるのはさすが。
ただ、東京Uはマッチアップ変更で自動MUMを回避してきていた。
1Q 7:02と違ってランダルのところでvs Smallの自動MUMは発生していないため、ドライブに対応されるとフィニッシュに持ち込むのが難しい。
ランダルは1Q 7:02の失敗を受けて、スペースは考慮できたが、先程までとは異なるマッチアップには対応できなかったという形。
次はマッチアップまで考慮したプレーへと修正してくるのだろうか。


6:11 香川
Post Iso

ラベネルTop StretchでランダルPost Up。
押し込んでのショット成功。

MUMは一切なかったが、ランダルが押し込みきった。
ラベネルTop Stretchでスペーシングはできていたことで、ランダルのゴリ押しも成立したと捉える。
東京Uは外国籍対決にマッチアップ変更してランダルをM2Mで守りきれるか試したかったのか、そもそも普通に自信があったのかは分からないが、ヘルプを全く送らなかった。
再現性を高めるために、香川はMUMを大事にしてほしい。


5:30 香川
Corner Filled PnR (vs Push Under)
- Pull Up

ランダルラベネルPnR。
Push Underに対してランダルプルアップスリー成功。

1Q 8:05で書いたように、Under攻略の工夫は特にやらないから、ランダルがプルアップをどれだけ決められるかにかかっている。
この場面ではランダルが見事にプルアップスリーを成功させた。
ありがとう、助かる、ランダル。
ただ、これに甘えてはいけない。
Push ScreenやFlat Screenなど、より再現性の高い打開策が必要。
東京Uはせっかく外国籍対決にしたんだから、Push UnderではなくSwitchでよかったのではと思うがどうだろうか。


5:03 香川

DREBからプッシュ。
Rim RunしたラベネルへのパスがTOV。


ラベネルダマの組み合わせ。


4:34 香川
Corner Filled PnR (vs Chase)
- Kick

ラベネルWeak Short Cornerで上良ダマPnR。
One Pass AwayのWeak Wingからのヘルプを引きつけた上良がキックアウトして、ストックマンJr.の3pt失敗。
ダマプットバック時にFT獲得。

ラベネルのポジショニングがふわふわしている状態でPnRが始まった。
ラベネルをDS待機させるならストックマンJr.はWeak CornerまでStretchしたいし、DS待機でないならラベネルがWeak Corner Stretchしたい。


ランダルダマの組み合わせ。


4:05 香川
Empty PnR (vs Under)
- Get Veer (vs Chase)
- Chase Screen Thru - Drive Pull Up

ストックマンJr.ダマPnRから松井ランダルPindown。
松井を見送ったランダルのドライブプルアップ失敗。

松井がChaseを剥がせず。
というかGet Veerのパサーのママドゥとの距離が近すぎて仮にChaseを剥がせていたとしてもどうしようもなかった状況か。
Empty PnRから始まるセットであるため、人とボールの動き的に全体としてGet Veerを実行するサイドにポジションが寄っていってしまうのはありがちなのかも。
シーズン最終戦で使い始めたセットを一発勝負のプレーオフでも運用するというのは、それほどこのセットに自信があったということだろうが。


3:25 香川
Empty PnR (vs Under)
- Kick

ランダルDS待機でストックマンJr.ダマPnR。
One Pass AwayのWeak Wingからヘルプを引きつけてキックアウト。
松井の3pt失敗。

1Q 4:34同様にOne Pass Awayからのヘルプを中心にPnR Coverageをサポートする東京U。
特にWeak CornerのオフボールDが自分のマークマンをある程度捨ててWeak WingへのRotationに目を光らせていたのが良かった。
Weak Cornerのプレイヤーにパスが通る可能性は考えにくいため、捨てやすい状況だったのをよく理解しているように見えた。


2:52 香川
Empty Inverted Angle PnP
- Post Iso
- Kick

ランダルストックマンJr.PnPでMUMを試みるが回避される。
仕切り直しで、ダマDS待機でMUM皆無のランダルPost Up。
Weak Wingから45Cutしてきたプレイヤーがごちゃつきながらパスを受けてジャンパー失敗。


2:17 香川

DREBからプッシュ。
ダマドライブレイアップでFT獲得。


1:52 香川
Corner Filled PnR (vs Under)
- Push Screen - Roll Feed

ランダルダマPnR。
Roll Feedを受けたダマがFT獲得。

Under(もしかしたらSwitchだったかも)に対してPush Screenでカウンターしたのをきっかけに、ランダルがHandler's DとScreener's D両方の意識を集めた。
やっぱりこのような構造的なUnder攻略を用意しておくのは、ランダルのようなノンシューターハンドラーにとって非常に大事。
このポゼッションがどこまで意図的なUnder攻略なのかは怪しい部分が大きいが、それはまあ今後の内容で判断しよう。


1:26 香川
Zone Attack

ランダルWing、ダマDSの配置。
DS落とし→Nail Diveでランダルレイアップ成功。

ランダルがWingからTopに向けてドリブルで移動。
ランダルが空けたWingのスペースに松井がCornerからLift。
ランダルがTop方面へ移動することで強制MUMの引力が働き、WingにLiftする松井を後衛右が担当せざるを得ない状況を作り上げた。
その結果、Defのギャップが大きめに生まれ、DS落とし→Nail Diveが成功しやすくなっていた。


0:45 香川
Zone Attack

ランダルWing、ダマDSの配置。
↑と全く同じように、ランダルはWingからTopへ、松井はCornerからWingへ移動。
今度はランダルがTopでプルアップスリーを成功。

↑の記憶があるから、Defはランダルを前衛右が前衛左に受け渡して、Liftしてくる松井を前衛右が引き継いだ。
これでDS落としを後衛右が担当できるようにしてきたが、代わりにランダルの強制MUMへの対応が緩くなった。
そこを見逃さずにランダルがプルアップスリーを打つ判断。
シュートタッチの良さと直前のポゼッションからの文脈の両方がバチッとハマった素晴らしいポゼッション。


0:16 香川
Zone Attack

ランダルWing、ダマDSの配置。
ランダル上良PnPでギャップをこじ開けると思わせて、Weak Wingの松井へ展開。
松井のカウンタードライブからのプルアップ失敗。


1Q終了
東京U 19 - 24 香川

2Q

ランダルダマの組み合わせ。


9:38 香川
Post Iso

ダマDS待機、上良Top StretchでランダルPost Up。
押し込んでのフェイダウェイ成功。

トランジションでクロスマッチアップが発生しており、上良にBig、ランダルにSmallだった。
東京Uは2-3Zone Shiftで対応するが、香川はハメられにくい配置を取れていたため問題なし。
完璧だった。


ランダルラベネルの組み合わせ。


8:54 香川
Zone Attack

ランダルWing、ラベネルDSの配置。
1Q 1:26, 0:45と同じランダルと松井の動きから、ランダル強制MUM。
ランダルが前衛左と後衛中央を引きつけて展開し、上良の3pt失敗。

1回目はランダルが前衛2人を引きつけたことでギャップが開いてNail Dive。
2回目はDS落とし→Nail Diveを警戒してきたのを見て、ランダルがオープンでプルアップスリー。
3回目は過去2回の失敗から前衛左と後衛中央でランダル強制MUMを守ろうとしてきたのを見て、左サイドのOverloadを利用。
駆け引きのイニシアチブは確実に香川が握り続けている。
面白い。


8:12 香川
Zone Attack

ランダルWing、ラベネルDSの配置から、過去3回と同じ動き。
左サイドのOverloadもケアしないといけなくなった東京Uは、再びランダルを前衛2人で緩く見る感じにしてきた。
そうなれば、1Q 0:45同様の状況のため、ランダルは迷わずプルアップスリーを選択するが失敗。

強制MUMを軸に、右サイドではギャップが生まれればDS落とし→Nail Diveのパターン、左サイドではOverloadに繋げられる。
万全と言えるオフェンスデザイン。


7:39 香川
Zone Attack

ランダルNail、ラベネルDSの配置。
ラベネルが後衛右との強制MUM。
High Lowを狙ってM2M化で対応されるも、ラベネル強制MUMの効果で後衛右と後衛中央を引きつける。
そこからパスが繋がり、最終的に上良3pt失敗。

プレーを変えてきた。
さっきまでのプレーは構造としては結構良かったが、2連続で3pt失敗したことから空気を変えてきた感じか。
シンプルなHigh LowはM2M化で対応されやすいが、対応されてもラベネルの後衛右との強制MUMが残るようになっている配置だったため、手詰まりにならなかった。


7:13 香川
Zone Attack

ランダルWing、ラベネルDSの配置。
2Q 8:12までのと同じプレーで、Topでランダルの強制MUM。
前衛右とのIsoで前衛左のヘルプを誘い出し、わずかにオープンになった松井の3pt成功。

これまで、CornerからWingにLiftする役割は松井が担い、左WingでOverloadのピースになる役割は上良が担っていた。
しかし、おそらく2Q 8:54, 7:39で上良が3ptを立て続けに失敗したこと、ランダル強制MUMの恩恵を受けてオープンになるのは左Wingであることから、松井と上良の役割を入れ替えた模様。
そしてその配置でいきなり松井が3ptを沈めてくるのは、さすがの役者。
それにしてもシーズン中からは想像できないほどに、ベンチがめちゃくちゃ良い仕事をしている。


6:37 香川
Zone Attack (PnR)

ランダルラベネルCorner Filled PnR。
前衛同士のギャップをこじ開けるところから連鎖的にパスを繋ぎ、最終的にママドゥ3pt成功。

ここは一転、シンプルなPnRによるZone Attack。


6:11 香川
Zone Attack (PnR)

再びランダルラベネルCorner Filled PnR。
Underでやり過ごされるが、後衛右が謎に高い位置を取っていたことで右Cornerでママドゥがワイドオープンに。
ママドゥ2連続3pt成功。

Dropは後衛中央が担当すればいいのに、なぜか後衛右がやろうとしたことで、Cornerが簡単にガラ空きに。
ここは香川が特に良いプレーをしたわけではなく、東京Uの自滅。


5:45 香川
Corner Filled PnP (vs Chase)
- Pop Feed

ランダルラベネルPnP。
Underに対して何もできないまま、ラベネルへPop Feed。
ラベネルの3pt失敗。

やはりランダルのUnder攻略は安定感がない。
東京UはDefをM2Mに変えて、ランダルにはSmallをつけてきている。
自動MUMをランダル自身で活かすのも良いし、こうやってラベネルとのPnPで活かすのも良い。
だからUnder攻略だけは頑張らないといけない。


5:20 香川
Empty Step-Up PnP (vs Switch)
- Post Iso

ランダルラベネルPnPでLate Switchさせる。
そのままランダルがPost Upしてフェイダウェイ失敗。

ラベネルのvs Smallを演出できたんだから、そっちを優先してほしかった。


4:51 香川

ボール運びでDefを突破したストックマンJr.のプルアップスリー失敗。


4:26 香川
High PnR (vs Push Under)
- Corner Filled PnP (vs Chase)

ランダルラベネルPnRをPush Underで回避され、ストックマンJr.ランダルPnP。
東京UはOne Pass AwayのNextで対応するのか、One Pass AwayはStuntにとどめてDropで対応するのか曖昧に。
その結果ドライブレーンが開き、ストックマンJr.がレイアップに持ち込むが、ヘルプからのRim Protectionに阻まれる。

PnR後のラベネルのポジショニングがDSでもWingでもCornerでもないポジショニングをしていた。
これによりRim Protectionに対してラベネルへの合わせでカウンターできなかった。
Zone Attackの時間帯が終わってからオフェンスがふわふわしている。


4:02 香川
High PnR
- Veer (vs Chase)

Pin - Short Step-Up PnPと思わせてのパターン。
Veerがきれいにかかり、松井の3pt成功。

最初のPinを警戒して松井はToplockされていたが、そのPinは「思わせて」のダミーであったため、Toplockのスタンスを解除させていた。
そこに続け様にラベネルがVeerをセットしたことで、無事にToplockされていない状態で松井がPindownを使えた。


3:19 香川
Pindown - Corner Filled PnR (vs Chase)
- Kick Extra

ランダルDS待機で松井ラベネルPnR。
Chase + Next気味のヘルプでHandlerを守りに来る東京U。
それに対して的確にパスを展開し、ストックマンJr.のカウンタードライブ。
そこからさらにパスを繋いで、最終的に松井3pt成功。

2Q 4:26で東京UのDefミスがあったが、「One Pass Awayのヘルプでドライブを食い止める」が正しい共通理解の模様。


2:43 香川
Horns Flare
- Pop Feed
- Counter Drive - Kick

ランダル松井ラベネルでHorns Flare。
松井ラベネルFlare後にラベネルがPop Feedを受けてカウンタードライブ。
キックアウトパスを受けたママドゥのコーナースリー失敗。

わずかではあるが、Flareによってラベネルのクローズアウトシチュエーションを演出できていた。
悪くはない。


1:58 香川
Corner Filled PnR (vs Under)
- Re-Screen (vs Chase)
- Pull Up

ランダルWing Stretchで松井ラベネルPnR。
Underに対してRe-Screenでズレを作り、松井のプルアップスリー失敗。

当たっている松井に打たせる意思が見える。
良いこと。


1:28 香川
Post Iso

ラベネルTop StretchでランダルPost Up。
スピンでDefをかわしてレイアップ成功。

トランジションからシームレスにIsoを開始したこと、ラベネル効果でRim Protecterをペイントエリアから排除できていたこと。
オフェンス成功に十分な2つの要素が重なっていた、必然と言える得点。


1:00 香川

DREBからプッシュ。
ラベネルトランジションスリー成功。


0:37 香川
Horns Out
- Empty DHO - Reject
- Top Iso

Pitch Action的なEmpty DHOからStep-Up PnPのデザイン。
DHOを松井がRejectし、ラベネルはランダルにリターンパス。
ランダルがドライブを見せてステップバックして、プルアップスリー失敗。

松井ラベネルDHOが本命のプレーだったか?
ランダルStep-Up PnPが本命だったとしても、ランダルラベネルの両方が3ptライン上にいたことに違いはないため、スペーシングは良い感じだったとは思う。


2Q終了
東京U 40 - 46 香川

3Q

10:00 香川
Stagger
- Decoy Drive

ママドゥStaggerからSTSでラベネルPostに繋げるセット。
と思わせてのランダルのDecoy Drive。
ランダルのレイアップは外れるが、ラベネルがプットバック。

ランダルにSmallで、ママドゥにBigのマッチアップ。


9:24 香川
Stagger
- High PnP (vs Chase)
- Slot Iso

↑と同じプレー。
ラベネルPost Upの展開には繋げず、上良ランダルHigh PnP。
ただ、Fight Overでスクリーンを無効化され、ランダルのIsoに帰着。
ランダルのプルアップスリーは失敗。

とりあえずこの2ポゼッションは用意されたデザイン。


8:46 香川

DREBからプッシュ。
ランダルドライブキックでラベネル3pt失敗。
セカンドチャンスでラベネルレイアップ成功。


8:16 香川
Zone Attack

ランダルDS、ラベネルNailの配置。
DS落としから3ptライン上でパスを展開し、ストックマンJr.がギャップドライブからプルアップ成功。


7:33 香川
Zone Attack

変なZoneだった。
これまでのようなベーシックな2-3で言うところの後衛中央が3ptラインまで出たり、1-3-1かのような配置になったり。
初見ではルールが見えない。


7:06 香川
Post Iso
- Kick

ランダルにPost FeedしたラベネルがLaker Cutして、ランダルPost Up。
WingにFillしたストックマンJr.のところからStuntが来る中で、ランダルがキックアウト。
ストックマンJr.の3pt成功。

ランダルがBigにマークされるマッチアップに変更。
そもそもM2Mになっている。
特にこだわりは見えてこないいつも通りって感じのポゼッション。


6:28 香川
Empty PnR (vs Under)
- Push Screen
- Kick Extra - Counter Drive

ランダルWeak Slot StretchでストックマンJr.ラベネルPnR。
Underに対してPush ScreenでHandler Dをきっちり剥がし、キックアウトとエクストラ。
ママドゥがカウンタードライブでファールドロー。

ランダルがTopではなくSlotでStretchしていたこと、Weak Wingの上良が45Cutしなかったこと。
これらにより、キックアウト後のWeak Sideのスペースが乏しく、決定的なチャンスに拡大できなかった。


5:57 香川
Stagger
- Chase Pop (vs Show)
- Drive Layup

ストックマンJr.StaggerからChase Pop。
Showが過ぎ去るのを待ってからドライブ再開し、そのままレイアップに持ち込むが失敗。

ラベネルPopが非常に効いている。
ラベネルPopに加えて、ランダルパサーだったことから、Rim Protecterをきれいにペイントエリアから除外できていた。
ストックマンJr.は痛いレイアップミス。


5:20 香川
High PnR (vs Switch)
- Top Iso - Pull Up

ランダルラベネルPnRをSwitchされて、ランダルTop Iso。
ランダルのプルアップスリー失敗。

MUM皆無でランダルがあっさりプルアップスリーを放ってしまう。
残念なポゼッション。


ラベネルダマの組み合わせ。


5:04 香川
Pin - Short Step-Up PnP (vs Chase)
- Pop Feed

ダマDS待機で上良ラベネルPnP。
ラベネルがPop Feedを受けて3pt失敗。

期待感のある組み合わせでのPnPと、的確なダマDS待機。
さっきとは一転、良いポゼッション。


4:30 香川
High PnR (vs Chase)

ダマDS待機でストックマンJr.ラベネルPnR。
スクリーンを掻い潜ろうとしたHandler Dからラベネルがファールドロー。


4:17 香川
Corner Filled PnR (vs Chase)
- Wing Feed
- Empty DHO (vs Chase) - Thru Curl

ストックマンJr.ダマPnR。
Weak Sideでは上良ラベネルWeak Flare。
Flare後のラベネルがパスを受けて上良とDHO。
スルーしてカールしたところへパスを出し、上良がレイアップに持ち込むがショットクロックバイオレーション。

普通にラベネルWeak Wing Stretchでいい。
ラベネルもダマも良い角度でスクリーンをセットできているから、Fight OverされずにHandlerがのびのびプレーできている。


3:45 香川
UCLA Post

ダマWeak Wing StretchでラベネルPost Up。
ダマのWing Stretchに意味はないため、ハメられやすい配置ではあったが、東京Uは2-3Zone Shiftしてこない。
ただ、ラベネルが1on1で勝てず、ごちゃごちゃして苦し紛れの3ptを投げるだけになった。

ラベネルのPost Upはスペーシングはもちろん重要だが、MUMは特に必要としていない感じがある。
ただ、今回は守られてしまった。
とはいえ、ラベネルにもMUMかクローズアウトシチュエーションは演出してあげたい派。


2:58 香川
UCLA Pop - Short Step-Up PnR (vs Show)
- Short Roll Feed

ラベネルDS待機でストックマンJr.ダマPnR。
Showに対してShort Roll Feedを受けたダマがドライブからFT獲得。

ダマとラベネルの役割は絶対に逆、というのはシーズン中から思い続けていること。
中と中の関係性でペイントエリアのスペースが潰れるだけだからなあと。


2:25 香川
Empty PnR (vs Chase)
- Kick
- Get Veer (vs Chase)

ストックマンJr.ダマPnRから、Get Veerで松井ラベネルPindown。
どちらでもチャンスは生まれなかったが、最終的にラベネルがなんかねじ込んだ。

どのプレーも開始位置が本来より少しズレたことで、スペースがずっと乏しかった。
ただ、最後のラベネルのねじ込みの際は、ラベネルのTop Stretchがうまく作用していた。


1:42 香川
Post Iso
- Kick
- Corner Filled PnR (vs Chase)

ラベネルTop StretchでダマPost Up。
キックアウトして、ストックマンJr.ラベネルPnR。
Chaseを剥がしてドライブを仕掛けたストックマンJr.のレイアップは失敗。

ダマPost Upには、TopのラベネルのところからStuntに行っていた。
それによってラベネルがオープンになったところから始まった、今回のPnR。
Handler Forwardの前後関係での2on1はよくできていただけに、ストックマンJr.のレイアップが左手であればという場面。


1:10 香川
Floppy Post
- Split DHO - Fake DHO

ラベネルTop StretchでダマPost Upから、松井を絡めたSplit。
ダマがFake DHOからプルアップを放つが失敗。


0:27 香川
High PnR (vs Chase)
- Roll Feed

ラベネルWeak Corner StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Late RollしたダマがRoll Feedを受けてレイアップ成功。

3Q 5:57と同じようにHandler Forwardの位置関係でチャンスメイク。
東京UはそこまでRim ProtecterにRim Protectionさせることにこだわっていなさそうだから、ラベネルの配置が話題に上がることはない。


3Q終了
東京U 52 - 60 香川

4Q

ランダルダマの組み合わせ。


9:42 香川
Pindown - Reject
- Zoom (vs Under)

松井ダマPindownをRejectし、サイドを変えて松井Zoom。
1枚目でChaseを剥がし、2枚目ではUnderしてきたところでプルアップスリーを放つが失敗。

松井のためのプレーは良いのか悪いのかよく分からない。
松井は優秀なスポットアップシューターとしての役割でよくない?という気持ちがあるし。


9:05 香川
Zoom
- Decoy Drive (TOV)

松井Zoomと思わせてのダマのDecoy DriveがTOV。
ダマがやることではないか。


8:36 香川
Get Veer
- UCLA Post

松井ダマPindownからUCLAでランダルPost Up。
スピンの際にファールドロー。

外国籍同士のマッチアップのため、ランダルPost UpにMUMは一切ない。
松井に決めさせたいのだろう。


8:18 香川
Post Iso

ランダルTop StretchでダマPost Up。
押し込めず、プルアップ失敗。

ダマはPostで勝てなさそう。
東京Uもヘルプを送る必要性を感じていなさそう。
ダマDS待機でランダルPopが見たい。


7:58 香川
High PnR (vs Under)
- Pull Up

Cornerがいない変な配置。
ダマDS待機で木村ランダルPnR。
Underに対してプルアップスリー成功。

見たいと書いた直後にランダルScreenerをやってくれた。
スクリーンの角度が非常に良かったため、Underで決定的なショットスペースが生まれた。
決めきった木村ナイス。


7:25 香川
Corner Filled PnR (vs Under)
- Pull Up

ダマDS待機で木村ランダルPnR。
Underに対して再び木村がプルアップスリーを放つが失敗。

直前に木村が3ptを成功させたことで、Screener Dのコンテストが強めになった。
それによってショットの難易度が上がっていたような感じ。
そこまで認知してRoll Feedするのがこの場面においてはベストだったか。


6:55 香川
Ram Spain PnR (vs Push Under)
- Roll Feed

ランダル松井ダマSpain PnR。
Push Underに対してダマがDefを振り切ってDiveして、Roll Feedを受けてFT獲得。

Push Underに対して、松井が誰に2nd Screenをかけるべきかよく分からない感じになっていた。
ランダルがBigにマークされている時のSpainでは多くの場面でSwitchされるから、今回のように松井の2nd Screenが不発に終わることがこれまでも多かった。


6:20 香川
Post Split

ランダルPost Upで松井ダマSplit DHO。
DHOにBlitzしてきたところでファールドロー。


6:02 香川
Post Iso

ダマDS待機でランダルPost Up。
ステップバックジャンパー失敗。

Postのつもりでパス要求していたが、ポジション争いで押し出されたことで、パスをもらう位置はほとんどWingの高さになっていた。
外国籍対決だったし、成功する見込みが非常に小さいポゼッションとなっていた。


5:31 香川
Empty DHO
- Zoom
- Floppy

松井Floppyでパスを受けてジャンパー失敗。

松井に決めさせたいプレーをそこそこの頻度で続けてそろそろ5分になる。
やはり気になる、松井のオプションが高すぎる問題。


4:51 香川
High PnR (vs Push Under)
- Veer (vs Chase)
- Chase (vs Chase) - Pull Up

ランダルダマPnRから松井ダマVeer。
Chaseを剥がせず、Chase Screenまで使うが、それでも剥がせないままプルアップを失敗。

Jailしていかないとこれだけの運動量で背中にピッタリついてくるDefに対して決定的なアドバンテージを作ることは難しい。
なんで松井のプレーにこんなにこだわるのか、というのはシーズン中からずっと気になる。


4:14 香川

DREBからプッシュ。
ママドゥレイアップでFT獲得。


3:44 香川
Spain PnR (vs Push Under)
- Inverted PnP
- Pull Up

ランダル松井ダマSpain PnR。
1st ScreenをPush Underで回避された後、2nd Screenでも特にチャンスは生まれず。
ランダル松井Inverted PnPに移行し、ランダルプルアップスリー失敗。

ランダルへの松井のスクリーンセットが決まらなかったことで、ランダルはタフなプルアップスリーを打つしかなくなった感じ。
Spain PnRではなく、Double Dragで松井を絡める方がスクリーンかけやすいだろうなと思う。


3:04 香川
Post Iso
- Kick
- Counter Drive - DS Feed

ダマTop StretchでランダルPost Up。
ダマを捨てて2-3Zone Shiftしてきたのに対して、ダマがDS移動し、空いたTopのスペースをママドゥがFill。
キックアウトを受けたママドゥのカウンタードライブにダマが合わせてジャンパー成功。

無意味なダマTop Stretchでハメられやすい配置に最初はなっていた。
東京Uもそれを判断して2-3Zone Shiftでハメに来た。
ただ、そこからダマがDSに移動してハメられにくい配置に転換したことで、一気に香川優位の状況になった。
ポゼッション内での形成逆転の様子が非常に面白い。
あえてダマはTop Stretchしていたのか?と思えるほど。


2:16 香川
Post Iso
- Kick - Counter Drive

ダマDS待機でランダルPost Up。
東京Uは2-3Zone Shift。
EmptyになっていたWingを木村がWeak SideからFillしてきてパスを受け、カウンタードライブからフローター失敗。

MUMを一切やらないから、ランダルがすごいかどうかを見守るだけになっている。
最初はWingがEmptyだったことでハメられやすい配置になっていたが、木村がFillしたことで配置自体は改善できた。
ただ、そのときにはもうランダルがPost Upを断念していたため、せっかくのスペースを活かせなかった。
MUMしないのはもう諦めるとして、せめて最初からハメられにくい配置を作ってあげることはしたかった。


1:45 香川
Empty PnR (vs Under)
- Zoom (vs Under)
- Floppy - Slip Feed

4Q 5:31と同じプレー。
松井FloppyでごちゃごちゃしたところでランダルがSlipし、パスを受けてのレイアップを失敗。


0:55 香川
Empty Inverted PnP (vs Show)

ハンドリングミスでTOV。


4Q終了
東京U 66 - 71 香川

まとめ

主なセット
・Stagger Series
・Empty PnR - Zoom / Get Veer

良かった
✅Zone Attackのデザイン(1Q 1:26〜2Q 7:13)
▶️ランダル強制MUMを起点としたOverloadにも繋がるデザイン

課題
☑️ランダルHandler時のUnder攻略
▶️後半のストックマンJr.や上良がHandlerの時は良い角度でスクリーンセットできていた
▶️後半のランダルHandler場面ではPush Underだったことが影響して同じようにできなかったのかも
☑️後半のMUM皆無の1on1
▶️前半はZone Attackが良かったり、スペーシングを整えたりできていたが、後半はシーズン中の悪い感じが出ていた
☑️4Qの松井のためのセットへの執着
▶️成功しないまま5分以上繰り返したのはクラッチタイムのプレー選択として正しい?

-試合実況考察