試合実況考察

第23節 香川 vs 三重 Game1

スタメン

ストックマンJr.上良ママドゥランダルラベネル

1Q

三重3Bigだが、ランダルにはSmallをつける。
Bigはママドゥ上良ラベネルにつける。
Rim Protecter3枚体制を整備する、かつてないラインナップとマッチアップ。


9:35 香川
Stagger Twirl

ママドゥStaggerを見送り、ラベネルTwirl。
パスを受けたラベネルが3pt成功。

ラベネルにショットコンテストできる間合いまで、相手Bigが出てこられない模様。
今日もラベネルのStretch / Popは効果的になりそう。


DREBからプッシュ。
上良の3pt成功。


8:34 香川
Post Iso
- Skip

ラベネルTop StretchでランダルPost Up。
2-3Zone Shiftで守ってくる。
ママドゥがDSに移動して、パサーのストックマンJr.がLaker CutしたタイミングでWeak Wingにスキップパス。
上良の3pt成功。

ストックマンJr.のLaker Cut後にどうなっていたかは分からないが、Laker Cutまではハメられにくい配置を作れていたため、スキップパスを通すことができた。
三重は2-3Zone Shiftの後衛中央の位置がはじめからランダル寄りすぎて、後衛中央がDSを一切ケアできない状態だった。
そのため後衛サイドの負担が大きくなり、スキップパスへの反応が遅れたという三重側のミスも重なっていたように思える。
上良の3ptが2連続で成功したのは喜ばしい。


スティールから速攻。
ランダルレイアップ成功。


7:40 香川
Post Iso

Post Feedがディフレクションされてアウトオブバウンズ。
やり直し。


7:29 香川
Post Iso
- Corner Dive Feed

ラベネルWeak Corner StretchでランダルPost Up。
ランダルは2-3Zone Shiftに捕まるが、ボールウォッチャーになっていたDefの隙をついたラベネルのCorner Diveにパスを出せた。
ラベネルのレイアップ成功。

今度はハメられやすい配置になっていたため、危険だった。
ただ、ここも三重のポジショニングに起因したDefミスがあってなんとか助かった。
三重はせっかく3Bigなのに、今回の2-3Zone Shiftの後衛中央はなぜかSmallだった。


6:55 香川
Floppy Post
- Nail Feed

ラベネルNail、ママドゥパサーのランダルPost Up。
ラベネルをマークするDefが後衛中央に降りての2-3Zone Shiftで対応。
Nailでオープンになったラベネルがパスを受けてフローター失敗。

Bigにマークされるママドゥがパサーで、ラベネルTop Stretch(今回はNailだったが)の完璧配置。
前節福井戦のGame2でも大成功していたやつで、もちろんハメられにくい配置に該当する。
この場面では2-3Zone Shiftのために三重はラベネルのマークを諦めた。
ハメられにくい配置のため、三重がラベネル以外を諦めた場合も、代わりにオープンになるプレイヤーへとパスは通るはず。


6:34 香川
Stagger Twirl
- Decoy Drive

Stagger Twirlを待つと思わせたランダルがDecoy Driveでファールドロー。

ランダルにとって最大の脅威である、ラベネルをマークするBigのRim Protecterがラベネルの対応に夢中になっていて、Rim Protectionどころではなかったのが大きかった。
ランダルはそれを見越してドライブのタイミングを見極めたのだろう。
ナイス判断。


↑のBLOBでTOV。


5:58 香川
Corner Filled PnR (vs Switch)
- Roll Feed

トランジションでのクロスマッチアップで、ランダルをBigがマーク。
その状態でのランダルラベネルPnR。
Big同士の組み合わせのためSwitchされるが、Deep SealしたラベネルがRoll Feedを受ける際にファール獲得。

Weak CornerにBigにマークされる上良がいたため、ラベネルにSwitchしたBigがラベネルのSealに勝てないことが分かっているのであれば、Tag Switchできた状況。
ただ、Tag Switchが行われる雰囲気は特になかった。
そうなるとシンプルにSwitch後のマッチアップでラベネルに抵抗する必要があるわけだが、サイズ以上にフィジカル差がありそうに感じた。
三重が合理的なDefコンセプトを組んだとしても、香川が個人の質で構造を破壊してしまいそう。


5:46 香川
Post Iso
- Skip - Counter Drive

ラベネルTop StretchでランダルPost Up。
Bigにマークされるママドゥと上良がWeak SideのWingとCorner。
ハメられにくい配置を作れていたため、2-3Zone ShiftされてもWeak Wingのママドゥに簡単にスキップパス。
ママドゥがカウンタードライブからエンドワン獲得。

パサーのストックマンJr.が1Q 8:34同様にLaker Cutしていたが、そのCutが終わるまでに今回もランダルはスキップパスを出していた。
これがもし、ストックマンJr.がLaker Cut後にWeak Cornerで落ち着いてからだと、その時には既にハメられやすい配置になっているため、ランダルはパスを出せない可能性がある。
その展開を考慮すると、Laker Cutが完全に一段落つくまでにスキップパスを出したランダルの判断は非常に良いと言える。
香川としては、Laker Cutに合わせてTopとWeak Sideの計3人がFillして、Laker Cut後もハメられにくい配置を維持できると尚良い。


5:20 香川
Horns Flare - Angle PnR (vs Switch)
- Skip

ランダルラベネルPnR。
Bigにマークされているママドゥ上良がWeak SideのWingとCornerだったため、三重はSwitch + Tag Switchで対応。
それに対してランダルがWeak Cornerの上良へのスキップパス。
上良の3ptは失敗。

間合い的にはカウンタードライブするべき状況だったが、2連続で3ptを成功させている上良が今回も3ptを選んだのは納得できる。
自信を持って打ったように見えた。
ランダルは的確なスキップパスを本当に当たり前に出すからすごい。


4:51 香川
Post Iso

ラベネルWeak WingでランダルPost Up。
2-3Zone Shiftで守られる中、ランダルのターンアラウンド失敗。

Post UpまでのOff Switchにより、2-3Zone Shiftの後衛中央とヘルプ側の後衛サイドはBigになっていた。
2-3Zone Shiftへのカウンターとしてラベネルは45Cutしていたが、ショットクロックが迫っていたために、ランダルはラベネルへのパスを検討できなかった模様。
ハメられにくい配置にはなっていたが、カウンターを打つ時間を残せていなかったという印象。


ランダルダマの組み合わせ。
三重は3Bigを維持して、ランダルにSmallを引き続きつける。


4:19 香川
Get Veer (vs Toplock)

松井ダマPindownでToplockされても強引にスクリーンを使う松井がファールドロー。
すでにボーナス突入。

Toplockで松井のOff Screenは大体守れることがバレてきている。
そろそろToplockへのカウンターをきっちり用意したいが。


DREBからプッシュ。
ピックアップミスの隙をついた松井の3ptは失敗。


3:20 香川
Corner Filled PnR
- Flip Screen (vs Chase)
- Roll Feed

ランダルダマPnR。
ダマへのRoll Feedが通らなかったが、奇跡的にDSのママドゥに渡り、なんだかんだで松井の3pt失敗。

Angle PnRでSingle Side CornerがBigにマークされる上良だったのは良かったが、ママドゥがDSにいたのは特にメリットを感じない。
むしろデメリットに思う。
ママドゥはWeak Wing配置して、ママドゥを捨ててTagに出ようとしたらその瞬間にいつでもランダルからフックパスが飛んでくる状況を作るのがベストと思う。
ランダルのvs Smallは初めから発生していて、PnRにUnderされることもないため、あとはBigにマークされるママドゥと上良のポジショニングによるスペース問題だけ。
ランダルダマの組み合わせでまだPost Upを使っていないことから、克服すべき課題が少量で済んでいる。


スティールから速攻。
ダマのダンク成功。


DREBからプッシュ。
ダマのドライブレイアップは失敗。

ダマのマッチアップ相手がTag Upでミスをしていたため、ダマがプッシュする判断は素晴らしかった。
ただ、その後のドライブでキックアウトできず、タフショットになった。
ダマがドライブキックのチャンスに気づけるようになることを期待するのは違うため、ダマにはこのまま勢いよくプッシュしてほしい。
今回は相手の味方がうまくTag Upミスをカバーしてきたが、大抵の場合はDefが崩壊したままレイアップに持ち込める。


2:02 香川
Post Iso

ダマTop、松井Weak CornerでランダルPost Up。
BigにマークされるママドゥはWeak Wing、上良はパサーで、ダマの引力を考慮しなければハメられにくい配置。
三重が2-3Zone Shiftを組みきれないうちに、ランダルがスピンしてレイアップでエンドワン獲得。

三重のDefコンセプトはおそらく、Weak CornerとWeak WingのDefがそれぞれ後衛中央と後衛サイドになって2-3Zone Shiftを完成させるようになっている。
ただ、今回のWeak Cornerは松井だったため、松井をマークするDefは松井を捨てて後衛中央に行くことは簡単にはできなかった。
しかも松井をマークするのはSmallだったため、そもそも自分が後衛中央になることなど考えていないような様子だった。
ランダルをマークするDefは後衛中央のヘルプを当てにしてランダルをベースライン側にスピンさせたが、以上のような背景から、肝心の2-3Zone Shiftが全く組まれていない状況が発生した。
三重としては、TopのダマをマークするBigがダマを捨てて後衛中央に降りることで、臨時のパターンで2-3Zone Shiftを組むのが正解だった。


ムンホラベネルダマの組み合わせ。
逆に三重は3Big解消で2Big、ムンホがSmallにマークされる。


DREBからプッシュ。
ダマのドライブレイアップ成功。

プッシュするダマに松井がInverted Screenをかけていたが、いつも通りPush UnderであっさりMUMは回避された。
ただ、その後のフラットな状態での1on1で、ダマがフィジカルで圧倒してイージーショットに持ち込んだ。
1Q 5:58でも書いたが、外国籍同士の身体能力にかなりの差があるように見える。


0:50 香川
Floppy - Empty PnR (vs Chase)
- Roll Feed
- DHO (vs Switch) - Roll Feed (TOV)

ラベネルTop Stretchで松井ダマPnR。
松井からのRoll Feedを受けたダマがすぐさまDHOで松井にリターン。
Switchに対して松井は再びRoll Feedするが、そのパスがTag Switchにインターセプトされた。

スクリーン1枚で松井がプルアップスリーを狙えるほどのズレを作るのは難しい。
また、Roll Feedのパスが緩かったため、Tag Switchのインターセプトの難易度は低かった。


1Q終了
香川 22 - 22 三重

2Q

ムンホラベネルダマの組み合わせ。
三重は2Big。


10:00 香川
Empty PnR (vs Under)
- Pull Up

ラベネルTop StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Underに対して的確なFadeからプルアップスリー成功。

スペーシングとUnder攻略が両方ともしっかりできていた。


DREBからプッシュ。
ラベネルの3pt失敗。


8:37 香川
Floppy

Defがエントリーパスへのギャンブルスティールを試みて失敗。
ストックマンJr.の3pt失敗。


8:10 香川
High PnR (vs Switch)
- Wing Iso

ラベネルWing StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Switch + Tag Switchで対応してくる。
Tag Switchの結果、ラベネルのvs Smallが発生したため、ラベネルIso。
ラベネルのドライブレイアップ成功。

ラベネルStretchでペイントエリアのスペースを作り、Tag Switchに対して冷静にMUMを見つけることができた。
パーフェクトなポゼッション。


福井戦Game2から引き続き、ラベネルを活用したスペーシングをしっかりやってくれている。
年明けにこのスペーシングを謎にやらなくなって嫌なOffになっていたのが、元の良い感じのに戻ってきた。
頼むからプレーオフまでこれを継続してくれよ。


DREBからプッシュ。
ラベネルドライブレイアップ成功。


6:48 香川
Inverted (vs Show)
- Post Iso

福井戦で導入した、なんと表現していいか分からない配置からZoomに繋げる雰囲気。
そこでZoomではなくダマストックマンJr.のInvertedからダマPost Up。
ダマのジャンパー成功。

よく分かんないから特に書かない。


6:02 香川
Post Iso

ラベネルWeak Slot StretchでダマPost Up。
ダマのプルアップ成功。

三重のDefが緩いから好き放題できている。
ダマへのボールプレッシャーは皆無だったし、どこからヘルプしたいのかもプレーからは伝わってこなかった。


スティールからプッシュ。
ラベネルドライブレイアップでFT獲得。

アウトナンバーでのInvertedだった。
ダマのRim Runを待つかと思ったが、これも良いアイデアなのか。


ランダルムンホダマの組み合わせ。
三重は3Bigに戻して、ランダルにSmallをつける。
上良とムンホにBigをつける。


4:54 香川
High PnP (vs Switch)
- Post Iso

ダマDS待機でランダル上良PnP。
SwitchされてランダルはMUMを手放し、そのままPost Upへ。
ダマDS、ムンホWeak Cornerの配置より、後衛3人がBigの2-3Zone Shiftで対応される。
さらに香川はこの時ハメられやすい配置だったことから、ランダルのタフな1on1となり、TOV。

MUMも自ら手放すし、相手の3Bigが全員ペイントエリアという最低のスペーシング。
さっきまでめちゃくちゃ良かったのに、いきなり最悪のプレー。
しかもオフィシャルタイムアウト明けのデザインされたであろうプレーで。
どういうこと?
ATOでこんな最悪のプレーを作ってくるベンチが、逆になんでラベネルStretchという最高の構造を指示できているのか。
そっちが不思議でならない。


4:25 香川
Post Iso

ダマパサー、上良Top、ムンホWeak WingでランダルPost Up。
Post Feed後、ダマはLaker Cutして、ハメられやすい配置を作る。
三重は2-3Zone Shiftからの後衛中央とのPost Doubleでランダルを仕留めようとしてきたが、ランダルがDoubleを突破してレイアップ成功。

三重はBigが3人オフボールにいる中で、なぜか後衛中央をWeak CornerのSmallが務めていた。
Weak Wingのムンホを捨ててとか、Laker Cut後のダマを捨ててとかできただろうに。
だからランダルへのDoubleはSmallとSmallで行われることになり、ランダルがフィジカルで勝ることができた。
香川はLaker Cut後のFillが相変わらずできていないから、三重が正しい人選で2-3Zone Shiftしてきていたら、高い確率でOff失敗していたと思う。
どっちも良くない結果、タレントパワーで香川が上回った場面。


3:50 香川
Post Iso
- Kick

ダマDS、ムンホWeak Wing、上良Weak SlotでランダルPost Up。
パサーのところからPost Doubleが来たため、パサーの木村にリターン。
木村の3pt成功。

三重はほんとに何を考えて3Bigを組んでいるのだろうか。
この場面も香川はハメられやすい配置を取ってくれていたし、Bigがマークするプレイヤーは全員Weak Sideにいるという、絶好の2-3Zone Shiftの機会だった。
実際に2-3Zone Shiftはしていたが、そこに誘導するわけではなく、それとは別にパサーのところからPost Doubleさせたことで、木村に簡単にワイドオープンスリーを許した。
三重の意図が全く見えないポゼッションだった。
香川はランダルダマの組み合わせに限ってはこれまで通り悪いんだけど、三重のDefの質の低さがそれを凌駕してしまっている。


DREBからプッシュ。
ランダルがファールドロー。


3:02 香川

↑のBLOBで木村のジャンパー成功。


DREBから速攻。
ダマのレイアップ失敗。

上良ダマで2on1の状況だったが、横並びの位置関係の状態で上良がダマにラストパスを出してしまったため、タフレイアップになった。
上良がもう少しだけダマを待ってからパスすると、余裕でダンクに持ち込めたと思う。


2:16 香川
Post Iso
- 45Cut Feed

ダマDS、上良Weak Wing、ムンホTopのハメられにくい配置でのランダルPost Up。
2-3Zone Shiftに対して上良が45Cutしてワイドオープンになるも、ショットクロックバイオレーション。

ハメられにくい配置で45Cutというプレーは完璧だった。
ただ、Post Upまでに時間を使いすぎたため、フィニッシュに使える時間が残っていなかった。
1Q 8:34でも書いたが、三重は2-3Zone Shiftの際に後衛中央のポジショニングがランダル寄りすぎて、後衛中央がDSを一切ケアできない状態になっている。
そのため、シンプルな45Cutで驚くほどのワイドオープンが生まれた。
でも、ショットクロックが残り少ないことから、Weak Sideのマークマンとスペースを捨てるリスクが小さいと判断してのポジショニングであれば、このポゼッションに関しては納得できる。
ただ、正直そんなわけないと思う。


1:37 香川
High PnR (vs Under)
- Wing Feed
- Counter Drive Kick

上良Single Side Corner、ムンホDouble Side CornerでのランダルダマPnR。
Wing Feedからドライブキックの連続で最終的にムンホの3pt失敗。
ランダルのプットバック成功。

Double SideはムンホをWingにして、木村をCornerにしたかったか。
そうでなくとも、この場面はランダルのパスが少し早かった。
Tagがどこから出てくるか、もしくは出てこないかが判断できないタイミングでのWing Feedだったため、木村のCOSはそこまでのチャンスではなかった。
ただ、Underに対してダマがFlat Screenをかけていたという、非常に良いポイントもあった。


スティールから速攻。
上良のレイアップ成功。


0:32 香川
AI - Empty PnR (vs Chase)
- Angle Change Pass - Kick Extra

ダマTop Stretchで上良ランダルPnRからランダルPost Up。
ダマ経由のPost Feedから、キックアウトとエクストラ。
ごちゃついて、最終的にダマのプルアップ成功。

上良ランダルPnRでSwitchされて、ダマTop StretchでのランダルPost Upという最悪の展開が頭をよぎったが、Switchしてこなかったためその展開は免れた。
ただ、ダマStretchのせいでエクストラパスへのRotationが簡単になっていた。
でも最終的にジャンパーを決めたのはダマだった、という結果論だけで見れば正解だけど、絶対にそれは違うだろうというポゼッション。
AIからランダルPost Upに繋げるのであれば、上良パサー、ダマDS、ムンホWeak Corner、木村Topのハメられにくい配置を作るのがベストか。

やはりランダルダマの組み合わせでのスペーシングには苦労し続けるのかもしれない。


2Q終了
香川 48 - 31 三重

3Q

ランダルラベネルの組み合わせ。


Bigがいきなりの負傷退場で2Bigに。
ポジション通り、ランダルラベネルにBigがつくマッチアップ。


9:45 香川

BLOBでママドゥコーナースリー失敗。


タイマーが映ってないの困る。


9:19 香川
Empty PnR (vs Switch)
- Iso - Drive Kick - Extra

ランダルラベネルPnR。
普通にSwitchされてランダルIso。
ドライブキックとエクストラでママドゥコーナースリー失敗。
OREB確保してのセカンドチャンスは次のブロックで記載。

MUM一切なしの1on1。
ランダルに勝手にSmallがついてくれていたこれまでとは違うから、切り替えないといけない。


↑の続き。
High PnP (vs Switch)
- Pop Feed into Top Iso
- Drive Kick

ラベネルWing StretchでストックマンJr.ランダルPnP。
Switchさせて、ランダルのvs Smallを狙うIsoへ。
ランダルのドライブキックでストックマンJr.の3pt成功。

セカンドチャンスでは先ほどとは打って変わって完璧なプレー。
MUMしてのIsoで、その時に両方のOne Pass Awayを、BigにマークされるラベネルとストックマンJr.で埋めていた。
そのため、Rim Protecterを2人ともペイントエリアから除外できていたし、ヘルプを引きつけてキックアウトも簡単にできる状況になっていた。
ただ、One Pass Awayが両方とも埋まっていることから、ランダルのドライブでの得点の匂いはなかったため、ランダルの得点の比重を重めに考えるのであれば、ラベネルがCut the PopしてDS待機に移っていてもよかった。
何を重視するかでベストは変わる。
キックアウトでストックマンJr.とラベネルのチャンスを作ることに重きを置く場合は、今回の配置で十分に良い。


8:21 香川
STS (Flex Pin)

Flexを使うと見せかけたラベネルがPinを使ってSwitchを発生させた。
vs Smallになったラベネルのドライブキックで上良コーナースリー失敗。

上良がまたSwayできていないフォームでシュートした。
前半に2本連続で決めたとはいえ、調子は上がりきっていないなと感じる。


7:55 香川
Horns Flare - Double Drag (vs Switch)
- Deep Seal (TOV)

ラベネル1枚目ランダル2枚目のストックマンJr.Double Drag。
Switchのためラベネルのところでvs Smallが発生するが、そこにパスするのに時間がかかり3秒バイオレーション。

Double DragでSwitchさせて、Bigを2人ともペイントエリアから除外できていたのはすごく良かった。
ただ、両Cornerが埋まっている状況でのDeep Sealへのパスは、Denyがあると非常に難しい。
しかも、ストックマンJr.はランダル経由のPost Feedを考えたが、ラベネルはストックマンJr.から直接Post Feedを期待する角度でSealしたため、ランダルからのPost Feedはすぐにはできなかった。
ラベネルがDenyさせず、完全に上からSealできていれば、ストックマンJr.からでもランダルからでもPost Feedできたはず。


7:18 香川
Wing Iso

ラベネルTop StretchでランダルWing Iso。
ドライブレイアップでエンドワン獲得。

ラベネルTop Stretchのおかげで、Rim Protecterがペイントエリアに不在の状況が作れている。
ランダルが目の前のBigとの1on1に勝てるならチャンスに直結する場面で、しっかり1on1を制した。
前半から指摘しているように、外国籍のクオリティの違いは大きい。


6:45 香川
Empty DHO (vs Chase)
- Drive Layup

ラベネルTop Stretchで上良ランダルDHO。
Rim Protecter不在のペイントエリアにドライブしていき、上良のレイアップ成功。

ラベネルTop Stretchの安心感。
それだけでスペーシングがある程度保証される。
上良も良いペイントアタックだった。


6:16 香川
STS (Flex Pin)
- Post Iso
- Kick - Counter Drive

ランダルNailでラベネルPost Up。
Post Feedへのギャンブルスティールからごちゃごちゃして、キックアウトを受けたパサーのママドゥがカウンタードライブでレイアップ成功。

ギャンブルスティールでOffもDefもポジショニングが乱れた感じがあった。
ランダルはNailでいいのか、Top Stretchするのか、今後このプレーを使うなら注視したい。


5:32 香川
Corner Filled PnR (vs Under)
- Pull Up

ラベネルWeak Wing StretchでストックマンJr.ランダルPnR。
Underに対して的確にFadeしてプルアップスリーを放つも失敗。
セカンドチャンスでランダルレイアップ成功。

外国籍同士のマッチアップになっている今、スペーシング問題はラベネルStretchですべて解決できている。
簡単な構造の勝負でとても見やすい。
だからそんなに書くこともない。


三重が3Bigに戻してきた。
さすがに2Bigでの外国籍対決マッチアップではラベネルがいる限りDefできないと判断したか。
ランダルラベネル上良にBigをつける、3Bigとして一般的なマッチアップにしてきた。


4:40 香川
Stagger Twirl

どこかでファールドロー。


4:31 香川
Stagger Twirl (vs Under)

Twirlしたラベネルの3pt成功。


4:03 香川
Post Iso
- Kick - Counter Drive

ラベネルTop、ママドゥWeak WingでランダルPost Up。
ママドゥがこの場面はBigにマークされている。
ランダルにTopからStuntが来たためキックアウト。
COSでラベネルのカウンタードライブからのフローターは失敗。

ラベネルは3ptでよかった。
2-3Zone Shiftされていた場合はハメられやすい配置と書いただろうが、してこなかったから問題なかった。
三重は2-3Zone Shiftでの対応ではなく、ラベネルStretchを少なからず放棄してStuntし続けるのだろうか。


ランダルダマの組み合わせ。


DREBからプッシュ。
Rim Runしてパスを受けたダマのレイアップ失敗。

惜しい。


3:15 香川
High DHO (vs Switch)
- Short Roll Feed - Kick Extra
- Wing Iso

トランジションでのクロスマッチアップで、ストックマンJr.がBigにマークされている。
ストックマンJr.ランダルDHOでSwitchに対してShort Roll展開。
Rotationを破壊することはできず、仕切り直しでランダルWing Iso。
プルアップスリー成功。

Short Roll Feedを受けたランダルに対してそこまでTagは出てきていなかったため、ランダルが自分で仕掛けていい場面だったか。
まあでもSwitchされる組み合わせだったのがそもそもな、と思うが結論は特にない。


ラベネルダマの組み合わせ。
三重は3Bigを継続し、Bigをママドゥにつける。


2:28 香川
Floppy Post
- DS Feed

ラベネルDS、ママドゥパサーのハメられにくい配置でダマPost Up。
パサーからもDSからもヘルプが中途半端に集まってきて、DS Feedでラベネルダンク成功。

ラベネルDSのストックマンJr.Topでハメられにくい配置を作っていた。
このパターンはこれまでは使ってこなかった。
さすがにラベネルTopの方が良いスペーシングなのは間違いないけれど、そっちパターンもありではある。
にしても三重はPost Dのコンセプトがよく伝わってこない。


1:37 香川
Post Iso

ダマTop、ママドゥDS?でラベネルPost Up。
ラベネルターンアラウンド成功。

コンセプトの見えない三重Defに対して、ラベネルが余裕のターンアラウンド。
ダマTop Stretchという隙を与えていたが、三重はそれを活かした2-3Zone Shiftなどはせず。


DREBからプッシュ。
ストックマンJr.ドライブレイアップ成功。


三重2Bigに。


0:37 香川
Empty DHO Thru
- Re-Screen (vs Switch?)
- Roll Feed

ラベネルWeak Wing Stretchで上良ダマDHO。
Switchの隙をついてRoll Feedを受けたダマがダンク成功。

Switch + Tag Switchだったのか、浅めのDropだったのか分からなかったが、もはやどちらでもいいか。


3Q終了
香川 74 - 35 三重

4Q

ラベネルダマの組み合わせ。
三重は2Big。


10:00 香川
Pin - Step-Up PnP (vs Chase)
- Slash (vs Chase)
- Reject

ダマDS待機で松井ラベネルPnPから木村ラベネルDHO。
Chaseに対してRejectを仕掛けてファールドロー。

Rejectを狙う姿勢ナイス。


9:47 香川
Empty PnR
- Reject

ラベネルDS待機で上良ダマPnR。
Rejectするも止められ、最終的にダマ1on1でプルアップ失敗。

上良は正対してボールを持つ傾向があるから、ドライブでコースに入られた時に次のアクションへと展開しにくいか。


ムンホラベネルダマの組み合わせ。


9:00 香川
Empty PnR (vs Chase)
- Roll Feed

ダマWeak Corner Stretchで松井ラベネルPnR。
Roll Feedを受けたラベネルがFT獲得。


DREBからプッシュ。
木村コーナースリー失敗。


DREBからプッシュ。
ムンホコーナースリー失敗。


7:37 香川
High PnR
- Veer (vs Chase)

Pin - Short Step-Upのセットのアレンジ。
木村ダマPnRと思わせてダマがGhost気味に抜けていき、松井ダマVeerへとつなげた。
松井の3pt失敗。

松井の3ptをデザインできたら他はなんでもいいと思うが、ダマとラベネルの役割分担は気になった。
ダマ外ラベネル中だったから。


7:14 香川
High PnR
- Flare (Veer Decoy)
- Empty Angle DHO (vs Chase)

↑と同じセットから、Veerと思わせてInvertedのダマ松井Flare。
そのFlareから松井ダマDHOで松井3pt成功。

ダマがFlareを使ってどうするの、と思ったが、すぐさま松井がDHOでボールを受け取りに行った。


6:20 香川
Empty PnP (vs Switch)
- Pop Feed
- Post Iso

ダマDS待機で木村ラベネルPnP。
SwitchさせてラベネルMUM完了し、Pop FeedとReturnを挟んで、ラベネルPost Up。
パサーの木村のところから無理にヘルプしたBigからラベネルがFT獲得。

MUMにしっかり気づけた。
あまりのミスマッチだったため、2-3Zone Shiftを組んできたとしても影響はないだろうという感じだった。


ムンホダマの組み合わせ。


4Q終了
香川 92 - 55 三重

まとめ

主なセット
・Stagger Twirl
・Floppy Post / PnR
・Pin - Short Step-Up PnP (アレンジパターン含む)

良かった
✅ラベネルStretchによるスペーシング
▶️ラベネルTop Stretchでハメられにくい配置を実現
✅MUM意識
▶️Switchで発生するMUMにチーム全体ですぐ気づいてそこにパスを回せていた

課題
☑️ランダルダマの組み合わせでのスペーシング
▶️ランダルとダマが中と中の関係性
▶️ハメられやすい配置でのランダルPost Up
☑️Laker Cut後のFillがない
▶️ハメられにくい配置でPost Upが始まっても、Laker Cut後にハメられやすい配置になってしまう

-試合実況考察