試合実況考察

第24節 岡山 vs 香川 Game2

スタメン

ストックマンJr.上良ママドゥランダルラベネル

1Q

10:00 香川

なんと表現すればいいのか全く分からない配置のセット。
本来の展開は分からないが、Back Cutで上良がエンドワン獲得。


9:25 香川
Empty DHO (vs Chase)
- Pull Up

ラベネルWeak Wing Stretchで上良ランダルDHO。
上良のプルアップは失敗。

上良のドライブがリングに向かわず平行移動する感じでJailの展開に持ち込まなかったため、DefにChaseから復帰する隙を与えてタフショットになった。
また、横並びの位置関係にもなっていたためDropとの駆け引きも発生しなかった。
スペースはラベネルのおかげで良かったが、プレーの質が低かった。


8:57 香川
Empty PnR (vs Chase)
- Pull Up

ラベネルTop StretchでストックマンJr.ランダルPnR。
ストックマンJr.のプルアップ失敗。

悪くはないが、↑同様にもう少しよくできただろうなという雰囲気。
Handler's DをJailして、明確にScreener's Dとの2on1に持ち込む駆け引きをやる方が成功しそう。
ラベネルStretchが非常に効いているのは相変わらず良い。


8:24 香川
Wing Iso
- Pull Up

Zone PressのPress Breakから、ラベネルWing Iso。
ラベネルのプルアップ失敗。

本来の形がなんだったのかよく分からない。


7:48 香川
Post Iso

ラベネルTop StretchでランダルPost Up。
押し込んでのショットは失敗。

外国籍対決の1on1にランダルが勝てなかった。
ラベネルStretchによるスペーシングはできていたから、MUMしないならこの1on1を勝ってもらうしかない。
今回も本来は別のプレーがコールされていたのでは、という感じはあった。


7:13 香川
Corner Filled PnR (vs Switch)
- Pull Up

ランダルラベネルPnR。
MUMなくSwitchされるが、ランダルのプルアップスリー成功。

このPnRに何の意味があるのかは分からないが、ランダルがすごかった。
いくらでも狙えるvs Smallより、Bigとのvs Slowの方がメリット大きい?


6:57 香川
Pindown - Empty PnR (vs Chase)
- Pull Up

ランダルDS待機でストックマンJr.ラベネルPnR。
ストックマンJr.のプルアップスリーでFT獲得。

ランダルTop Stretchでよかった場面だが、TopからDSに移動した。
Game1含めてここ数試合すごくよくできていた、外と中の関係性およびペイントエリアのスペーシングが失敗していた。
今後の配置に注目したい。


6:30 香川
High PnR (vs Chase)
- Pull Up

ランダルSingle Side Corner StretchでストックマンJr.ラベネルPnR。
ストックマンJr.のプルアップは失敗。

ランダルがSingle Side CornerでStretchするのは理想的で、良いスペーシングだった。
問題は横並びの位置関係。
まあでも直前にFT3本打ったことで自信あったから、前後の位置関係になるのを待たずにストックマンJr.はプルアップ打ったのかも、と考えればこのポゼッションは納得できる。
Game1でも横並びの位置関係問題は頻発していたから、敏感になる。


DREBから速攻。
ママドゥのレイアップ成功。


ランダルムンホラベネルの組み合わせ。


5:45 香川
Top Iso

Press Breakの混乱でクロスマッチアップ発生。
ランダルのvs Smallを狙ってランダルIso。
CornerからBigのヘルプを引きつけてスキップパス。
パスを受けたムンホのコーナースリーは失敗。

ランダルのMUMにストックマンJr.が素早く気づいてIsoを促していたのが良かった。
的確なプレー選択だった。


5:05 香川
Horns Flare - Corner Filled PnR
- Slip - Pull Up

ランダルラベネルPnR。
ラベネルがSlipしていくのと同時にランダルがプルアップスリーを放って成功。

Switchされて当然の組み合わせでPnRやりたがる。
ランダルは3ptの脅威がないから、Slipが効果的になるほどハードにSwitchする必要ないんだよな、と思っていたら2連続で3pt成功。
普段のランダルからするとかなりの上振れであるため、岡山は混乱しそう。
もしくは動揺せずにランダル3ptを警戒しない緩さで守り続けてくるか。


スティールから速攻。
ラベネルレイアップ成功。


ランダルムンホダマの組み合わせ。


4:06 香川
Horns Flare - Wiper
- Empty PnR (vs Switch)
- Pull Up

松井のWiperは不発で、ランダルダマPnR。
ランダルのプルアップスリーは失敗するが、セカンドチャンスでダマが得点。

ランダルは2連続で3ptを成功させていたため、さすがにショットコンテストしてきた。
次の機会ではプルアップを意識させてドライブするのが効果的になりそう。
ランダル2連続3pt成功でようやく動き出す駆け引きは再現性が低いなと思う。
前提条件など存在せず、最初からDefに何らかの脅威を与えられるプレーにするために、MUMを徹底してほしい。
これができないならPnRする意味はないも同然と正直思う。
Post Upで2-3Zone Shiftにハメられるのと変わらないとさえ思うかも。


3:23 香川
Empty Drag

上良ダマPnRでドライブの際にファールドロー。


3:14 香川
Stagger Chase (vs Show)
- Pop Feed - Top Iso

ダマ1枚目ランダル2枚目の松井StaggerからChase。
Showに対してPop Feedして、ランダルTop Iso。
プルアップスリー失敗。

松井はPnRからドライブがなかなかできないから、軽めのShowで止められてしまう。
本来なら松井がドライブできるScreener's Dのポジショニングだった。
ただその場合、1枚目ScreenerでSingle Side CornerにPopしていたダマの存在が邪魔になっていただろうから、どうせ松井のドライブでチャンスが生まれることはなかった。
ランダルとダマの役割はいつもこうだっけ。
SLOBは雑に見ちゃってたから分かんない。


2:42 香川
Post Iso

ダマDS待機でランダルPost Up。
ターンアラウンドでエンドワン獲得。

岡山は外国籍対決の1on1に対して不安がないようで、2-3Zone Shiftしてこなかった。
1Q 7:48では実際にこのマッチアップでランダルのショットを外させていた。
そのためランダル劣勢と思われたが、ランダルが右Postでターンアラウンド成功という一番想定していなかったパターンで勝利した。
その場でのジャンパーであれば、DSのダマをマークするBigのRim Protectionを受けることはないため、ペイントエリアのスペーシングの乏しさとは関係ない駆け引きにできる。
ランダルすごい、でもこれに再現性があるかどうかが問題。
1回きりの喜びでは本当に意味のあるプレーとは言えない。


2:03 香川
Post Iso

ダマElbowのハメられやすい配置でランダルPost Up。
2-3Zone Shiftされるが、影響を受けないターンアラウンドを放ち、その際にFT獲得。

1Qの中では再現性出せているなあ笑
とはいえ、これが試合を通して続くか、もっと言えば来週も再来週もできるか。
そこまで踏まえて再現性だし、そもそも今までこのパフォーマンスできていなかったし。


ラベネルダマの組み合わせ。


1:30 香川
Empty PnP (vs Ice)
- Reject - Pop Feed
- Counter Drive

ダマSlot StretchでストックマンJr.ラベネルPnP。
Iceに対してRejectしてPop Feed。
Cut the Popしたダマを捨ててのRotationに対して、ラベネルはカウンタードライブからフローター成功。

はじめはダマStretchになっていたが、Cut the Popしたことで外と中の関係性が整えられた。
ラベネルもCOSとドライブ時に適度に減速して判断の質を高めていて良かった。


1:03 香川
Post Iso
- Skip
- Counter Drive

トランジションでラベネルvs Smallのクロスマッチアップ発生。
ダマDS待機のハメられやすい配置でラベネルPost Up。
2-3Zone Shiftに対してWeak Cornerにスキップパス。
ストックマンJr.のカウンタードライブからのフローターは失敗。

ストックマンJr.がStrong CornerにとどまっていればBigをそこでロックできたのに、Weak CornerにClearしてしまうから2-3Zone Shiftされてしまう。
Empty Sideを作るのがラベネルのためになる、と勘違いしている人は結構いる。
ハメられやすい配置で2-3Zone Shiftされてから、Weak Wingの木村がTopの松井にFlare ScreenをセットしにいったのがDecoy的な動きになった。
それで実質的なハメられにくい配置に一時はなるかと思ったが、スキップパスが出ると、木村をマークするDefもそれに気づいてストックマンJr.にRotationしたため、結局ハメられやすい配置だった。
せっかくクロスマッチアップ作ったのに、ストックマンJr.のClearによって形勢逆転されてしまったポゼッション。


スティールからプッシュ。
ラベネルドライブレイアップ成功。


1Q終了
岡山 21 - 24 香川

2Q

ラベネルダマの組み合わせ。


9:43 香川
Pitch Action
- Step-Up PnR (vs Chase)
- Roll Feed

ラベネルDouble Side Corner StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Roll Feedを受けたダマがエンドワン獲得。

Pitch Actionの最初のEmpty DHOの都合上、ラベネルがWingではなくCornerでStretchすることになり、ダマがRim Protectionを受けやすい状況だった。
それでもダマがポンプフェイクでうまくフィニッシュしたし、これに関しては気にしすぎか?
あとはダマがLate Rollしていた。
ストックマンJr.ダマPnRでは、ストックマンJr.のドライブ意識が高いから、横並びにならない時はHandler前のScreener後ろの位置関係になることが多い。
今回もそうだったため、Late RollしたダマがFTラインあたりで離された状態でパスを受けることになった。
離されてできた間合いはダマがうまく助走に使った。
クリエイトもフィニッシュもダマがすごかった。
それでいいのか?また再現性の話しちゃいそう。


9:05 香川
Pitch Action
- Wing Iso

↑と同じプレー。
ただ、Step-Up PnRに繋げるパスを出せず、木村が孤立。
木村が1on1でドライブを仕掛けてFT獲得。

ストックマンJr.へのパスが難しい時に、ダマが顔を出してBlind Pigに移る展開を作れたら、木村が孤立することはなかったかも。
木村はもう1つドリブルをついてからレイアップのステップに入ると、もっと楽に、確実にFTをもらえた。


8:27 香川
Zoom (vs Under)
- Drive Kick
- High PnR (vs Chase)
- Drive Kick
- Counter Drive - Dump Off

Zoomで木村がドライブキックするも特にチャンスにならず仕切り直し。
ラベネルSingle Side Corner StretchでストックマンJr.ダマPnR。
ストックマンJr.ドライブキックを受けた木村のカウンタードライブに合わせたダマのフック失敗。
セカンドチャンスでラベネル3pt成功。

Pitch Actionの最初はEmpty DHOではあるけど、根本的にはZoomなんだな。
1枚目がSlipしてWeak CornerにClearしていくからEmpty DHOっぽく見えた。
Zoomからの木村のドライブはやはりドリブルが1つ少ないから、いまいちヘルプを引きつけられない。
ストックマンJr.ダマPnRは今回も横並びの位置関係だったから、こちらもいまいちヘルプを引きつけられない。
セカンドチャンスでダマのvs Smallを狙おうとしたら強引なOff Switchでミスマッチ解消しようとしてきたところで、代わってvs Smallが発生したラベネルの方に即座にパスした木村の判断は素晴らしかった。


7:34 香川

Press BreakからダマFT獲得。


7:00 香川
Empty PnR (vs Chase)
- Roll Feed - Return

ラベネルSlot StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Roll Feedを受けたダマからリターンパスを受けたストックマンJr.のレイアップ成功。

ストックマンJr.がドライブしてダマがLate Rollすることで、Handler前Screener後ろの位置関係を作っていた。
横並びではないだけマシだが、ダマがミドルレンジでパスをもらうメリットは基本的にないため、良くはない。
Handler前Screener後ろの位置関係であれば、この位置関係を維持したままダマがショットレンジに入れるように、ストックマンJr.がもっと決意を持ってドライブするべきに思う。
この場面のように中途半端な位置でパスを渡されても、ダマにできることは特にないからそこで手詰まりになる。
この場面は岡山にLate Switchするかどうかのコミュニケーションミスがあったため得点できたが、そうでなければどうなっていただろうかという感じ。
Screenerがラベネルかランダルであれば、Screenerがどこでパスを受けようとも問題なく次のプレーに展開できるため大丈夫だが、ダマではそうはならないという。


6:22 香川

ボールを運んできたラベネルがそのままプルアップスリーを放ち、失敗。


5:52 香川
High PnR (vs Ice)

ラベネルSingle Side Corner StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Iceを無視してスクリーンを使いにいく際にファールドロー。


ランダルダマの組み合わせ。


5:35 香川
Pindown (vs Toplock)

松井ランダルPindown。
Toplockされながらも押し込んでスクリーンを使ってパスを受けた松井のプルアップ失敗。

松井がなんとか頑張ってToplockに塞がれていた進路をこじ開けてスクリーンを使った。
Toplockの攻略は松井がベースラインからWingに出ていくPindownでは難しい気がする。


思いつくToplockの攻略法は3種類。
①SYOM
②Reject + Pop
③Weak Sideへの展開

①はそのまま。
Toplockされた状態でパサーにスクリーンをセットして、パサーのDefとユーザーのDefをまるごとスクリーンの対象にする。
②は香川がやっているパターン。
ただ、裏ケアとSwitchで対応される可能性が高いため、Pop Feedに落ち着く展開が多くなる。
そのため、Wingを目的地とするPindownだと、その後はEmpty SideでのIsoとなり、2-3Zone Shiftでペイントエリアを固められてしまう。
だから、Early PinにしてPop FeedをSlot / Topで受けるようにすると、その後のIsoへの接続が良くなるからこっちの方が良いなと思う。
もちろんこのパターンをやるのは、ランダルかラベネルがScreenerの時に限る。
③は香川がたぶんやったことないパターン。
そっち側のスクリーンを使わせてもらえないなら、逆のこっち側のスクリーンを使うことにする、というカウンター。
昨季、佐賀が西川のためにこれを使っていて、香川はしっかり苦しめられた。
ランダルをパサーにする場合、逆側のScreenerは誰になるんだという問題はあるため、代わりにストックマンJr.や木村などにパサーを任せることになるか。


5:15 香川
Empty PnR (vs Switch)
- Reject

ランダルダマPnR。
Switchされる組み合わせでスクリーンを使うと見せかけてRejectするが、レイアップに持ち込む際にディフレクションされてアウトオブバウンズ。

MUMが期待できない組み合わせだと、「このPnRを効果的にするためには何をすればいいだろうか」という、本来はなくていい思考が必要になる。
それは通常のPnRより制約の多いPnRになるということであるため、シンプルにOffの可能性を狭めているようにしか思えない。
何が目的なんだろうか。
ちなみに、ランダルのドライブもドリブルが1つ少なかった。
もう1つドリブルしていれば、そのドリブルのタイミングでコンタクトを入れてDefを怯ませた状態で、レイアップに持ち込むことができたはず。


4:37 香川
Top Iso

DREBからのトランジションでランダルvs Smallのクロスマッチアップ発生。
ランダルIso。
ドライブレイアップでエンドワン獲得。

↑はドリブルが1つ少なかったランダルだったが、今回はそのプラスアルファのドリブルをしっかり使ったことで、エンドワンにできた。
ランダルのナイスドライブ、1ポゼッションで修正するのはさすが。
また、1Q 5:45と全く同じような状況だった。
今回Cornerからのヘルプが弱めだったのは、1Q 5:45ではスキップパスを出したという記憶がDefの思考に影響していたからなのかもしれない。


4:00 香川
Empty DHO (vs Under)
- Pull Up

ダマWeak Wing Stretchで上良ランダルDHO。
Underに対して上良の3pt失敗。

ダマStretchはよく分からないが、上良Handlerのパターンは嬉しい。
上良のSweep & Swayが甘くてショットが短くなる事案。
あるあるのやつ。


3:29 香川
Top Iso

上良がTopにボールを持つところから始まるセットと思われたが、上良にパスがなかなか回らず。
やっと上良にパスが回ってからも何が始まるのかよく分からない中で、上良がドライブレイアップをミス。

なんだった?
ATO完遂できないこと多すぎる。


2:58 香川
Horns Flare - Corner Filled PnR (vs Ice)
- Late Roll Feed

ランダルダマPnR。
SwitchではなくIceしてきた。
ストックマンJr.Handler時と同様に、ダマLate RollでHandler前Screener後ろの前後関係。
ダマがRoll Feedを受けてジャンパー失敗。

なんだかんだ顕在化してこなかった、ダマLate Rollの懸念点がついに出たポゼッション。
Pop同様、ダマのLate Rollはケアする必要が基本的にないから、Defはこの場面のようにジャンパーを打たせておけばいい。
2Q 7:00でも書いたが、Late Rollを成立させるには、ランダルがScreener's DのDropを深くさせられるドライブを決意を持って仕掛ける必要がある。


ランダルムンホダマの組み合わせ。


2:22 香川
Pitch Action
- Empty DHO Thru (vs Ice)
- Chase Screen (vs Under)
- Re-Screen (vs Chase) - Drive Kick

ランダルSlot StretchでママドゥダマDHO。
Iceされたが、折り返し折り返しでなんとかDefを剥がしてドライブキック。
ムンホのコーナースリー失敗。

ランダル外でダマ中の関係性ができていたため、ママドゥのドライブが狙いやすい状況になっていた。
また、ママドゥのドライブは、ダマLate Rollが無意味にならないような勢いのあるドライブだったのも良かった。
あとはムンホが決めるだけ。


1:46 香川
Corner Filled PnP (vs Ice)
- Flip Screen - Pop Feed
- Counter Drive

ダマWeak Wing StretchでストックマンJr.ランダルPnP。
Iceに対してFlip Screenをかけて、ランダルはPop。
ダマは的確なタイミングでCut the Popしてスペーシングを整える。
COSでパスを受けたランダルのカウンタードライブが成功したかに思われたが、バックチップでディフレクションされてアウトオブバウンズ。

ランダル外でダマ中の関係性が2連続でうまくできていた。
ランダルScreenerの機会はこの試合初めて?
ランダルScreenerは良いプレーだと思うからどんどんやってほしい。
Iceに対してFlip Screenでカウンターするのも良かった。


1:24 香川

プレーの始まりでストックマンJr.がファールドロー。
すでにボーナス突入。

どういうプレーがデザインされていたのだろうか。
ダマストックマンJr.Ripと思わせてGhostしたストックマンJr.がパスをもらって、ストックマンJr.ランダルPnRに移行するとか?


ランダルムンホラベネルの組み合わせ。


0:51 香川
Empty PnR
- Wing Iso

ラベネルストックマンJr.Ripと思わせてストックマンJr.がGhost。
そこからランダルラベネルPnRに入るが、ランダルがPnRと思わせてのドライブを仕掛けようとした際にハンドリングミスを起こしてごちゃつく。
ランダルWing Isoでプルアップスリー失敗。

Ripと思わせてGhostするところまでは読み取れていた模様。
その後のPnRはMUMできない組み合わせだから、ごちゃついていなくてもチャンスになったかどうかは怪しい。
何の意図があるんだろうね。
その意図がMUM以上に価値あるものだとベンチが判断しているのであれば納得できるが。


DREBからプッシュ。
Rim RunからDeep Sealしたムンホがファールドロー。
すでにボーナス突入。


2Q終了
岡山 32 - 41 香川

3Q

10:00 香川
Rip

ストックマンJr.ランダルRip。
オープンでパスを受けたストックマンJr.のレイアップ成功。

おそらくストックマンJr.がPost Upする狙いのプレー。
ガード同士でのフィジカル差を狙うのは少し前にも使っていた。


9:34 香川

DREBからプッシュ。
Rim RunからDeep Sealしていたラベネルがパスをもらってフック成功。

ナイスラン。


8:58 香川
Rip Post

ストックマンJr.ランダルRipから、ストックマンJr.Post Up。
ラベネルTop Stretch、ランダルWeak Wing Stretch。
ターンアラウンド成功。

ランダルをマークするDefは2-3Zone Shiftすべきか迷っている様子だった。
ストックマンJr.は明らかなフィジカル差で押し込んで得点したわけではないから、2-3Zone Shiftが必要かどうかはまだ判断できなさそう。
それにしてもターンアラウンドすごかった、あんなの打てるのね。


岡山のOffがすぐ終わるから記録するポゼッション数が増えちゃう。


8:25 香川
Wing Iso

ラベネルTop StretchでランダルWing Iso。
ランダルのプルアップ失敗。

ラベネルは初めはストックマンJr.へのPost Feedを狙っていたが、Denyが激しくて入れられず、ランダルに任せることになった。
Press Breakに時間がかかったし、その影響で配置が乱れていたから、まともに攻められなかった。


8:01 香川
Empty PnP (vs Ice)
- Reject - Pop Feed

ランダルDS待機で上良ラベネルPnP。
Iceに対してReject + Pop Feedでラベネル3pt成功。

ランダル中でラベネル外の関係性で素晴らしい。
ラベネルPopが便利すぎる。
このPnPが効果的なのは、上良ラベネルの組み合わせだからというのが大きいと思う。
もしPopをLate Switchで対応した場合、そこに残るのはラベネルのvs Smallで、明らかにOffに有利な状況になる。
だからSwitchすることはできず、結果的にラベネルがワイドオープンになった。

これがランダルラベネルの組み合わせだと、生まれるミスマッチがあるとしても多少程度のため、Defは迷わずSwitchできる。
そうなるとPnPをやったことで何の成果が得られたのかよく分からない、ただOffが時間を浪費しただけの状況になる。
だからMUMはPnRをやる上で最も大事だと考えているし、それを軸にHandlerとScreenerを組み合わせるのが当然だとも思っている。


6:55 香川
Rip Post
- Decoy Rip

ストックマンJr.ランダルRipで、ラベネルTop StretchでストックマンJr.Post Up。
と見せかけて、ラベネルストックマンJr.Ripでラベネルレイアップ成功。

Top Stretchのラベネルはそれだけで絶大な効果をもたらしていたから、ここは手をつけない印象があったが、その印象を逆手に取るようなデザイン。
フリがよく効いていた。
ランダルWeak Wing StretchのおかげでRim Protecterをペイントエリアから除外していたのもナイスポイント。


6:23 香川
Rip Post
- Decoy Rip

↑と同じプレー。
ただ、ラベネルストックマンJr.Ripに移る際にストックマンJr.がオフェンスファール。

Full Frontを掻い潜ってRipに行こうとしたことで腕を振り払ってしまったか。
初見では成功したプレーだが、Full FrontからそのままToplockでRipを阻止してくるのは少し厄介かも。
あと、この場面ではWeak WingのランダルをマークするDefが最初のRipの裏ケアに長めに残っていた。
そのため、ラベネルストックマンJr.RipをこのランダルをマークするDefがTag Switch的に対応してくる可能性が考えられる。
その場合にはランダルへスキップパスを出したいところだが、WingからWingへのスキップパスをTopが埋まっている状態で通すのは至難の業であるため、このセットの駆け引きはDef有利の盤面で均衡しそう。


ランダルムンホラベネルの組み合わせ。
ムンホによって自動MUMが起こるわけではないし、ムンホをScreenerにランダルMUMをするわけでもないから、ムンホの起用タイミングを記録する意味は特にない。


5:53 香川
Empty DHO (vs Under)
- Re-Screen (vs Chase)
- Pop Feed

ラベネルTop Stretchで上良ランダルDHO。
Underに対してRe-ScreenからPop Feed。
ランダルの3ptは失敗。

ラベネルTop StretchでのランダルPopだったため、Stuntされてもおかしくない場面だったが、Stuntは全くなかった。
ラベネルを離したくないゆえの判断なのか、ランダルはオープンにして大丈夫と捉えているゆえの判断なのか。
前半は複数の3ptを沈めたランダルだが、それが普段通りのパフォーマンスとは思えないため、DefもStuntしない判断をできたのだと思う。
ただ、全く引力がないわけではないため、ゆっくりではあるがクローズアウトには来てくれる。
そこをカウンタードライブで仕留めるか、それでも詰めてこなければゆっくり3pt打つ、というのがランダルのCOSでの駆け引きの正解になるか。


5:28 香川
Top Iso

何かのセットを始める素振りを見せた直後に、ランダルが一気にドライブを仕掛けてそのままレイアップ成功。

ラベネルWing Stretchによってペイントエリアのスペースは確保されていたから、ランダルのこれは非常に良い判断だった。
フィニッシュに持ち込む際の1ドリブルもしっかり入れていたから、1ステップのパワフルで確実なレイアップにできていたのも良かった。


DREBからプッシュ。
Smallに対してDeep Sealを試みたムンホがオフェンスファール。


笛遅すぎてびっくりしちゃう。


4:30 香川
Get Veer (vs Chase)
- Drive Layup

上良ラベネルPindown。
パスを受けた上良がそのままドライブレイアップするが失敗。

上良のドライブはLate Switchで対応されたため、タフなレイアップだった。
上良もパスをもらった直後に減速してすぐさま加速する緩急から、空中でコンタクトを入れるレイアップを選択しており、使える限りのスキルを駆使したと思われるが、それでも想像以上にうまく対応されたという感じ。
工夫もなしに突撃して撃沈したわけではないため、価値ある勝負だったと思う。
これだけスキルを詰め込んでも対応されるなら、次はLate SwitchによるラベネルMUMを狙った方が良いなと判断できる。


3:55 香川
Stagger Twirl (Chase)
- Drive Layup

ラベネルTwirlでパスを受けてドライブレイアップ。

ランダルパサーでスペーシングを保証できるプレー。
ラベネルナイスドライブ。


3:15 香川
Stagger Twirl (vs Chase)

ラベネルTwirlでパスを受けて3pt成功。

TwirlはInvertedだから、Smallでラベネルの裏ケアは務まらず、Toplockでの対応をDefは選べない。
となるとChaseかUnderするしかない、ラベネルがスクリーンを使えば何かが起こる状況になる。
ランダルがパサーである点だけでなく、組み合わせ的にも良いデザイン。


2:41 香川
Wing Iso

DREBからプッシュ。
ランダルIsoで、ドライブレイアップのエンドワン獲得。

ラベネルがTopに入ってくるタイミングですでにドライブを開始していたことで、Rim Protecterが待ち受けていない状況でのペイントアタックになった。
もう1つドリブルを入れた場合はFTになるのだろうか。
この場面でのドリブル回数も不自然ではなく、むしろ良いコンタクトを入れて確実にFTが保証された状態でレイアップに持ち込む要因になっていた。
ドリブルをもう1つ加えた場合、レイアップの確実性は高まるが、FTにならない可能性も高まる。


2:08 香川

DREBからプッシュ。
ラベネルドライブレイアップ失敗。

これは明確に1ドリブル足りなかった。


1:45 香川
Pindown (vs Switch)

ラベネルムンホPindown。
3Q 3:55, 3:15で立て続けに失点したため、今度はSwitch。
ラベネルMUMへのパスも頭にあったと思うが、オープンにされてパスを受けたムンホが自らの3ptを選択し、失敗。

ラベネルのチャンスも頭にあった上で、自分のワイドオープンと天秤にかけてから打った3ptに見えた。
打つなら決めてくれよな、っていうやつ。
結果が出なかっただけで、判断は悪くない。


1:08 香川
Wing Iso

ラベネルTop StretchでランダルWing Iso。
ドライブレイアップ成功。

ムンホがPostでSealしていたため、ドライブスペースはなさそうに見えたが、それでもステップでかき分けてレイアップ成功させた。
ムンホがいるスペースは当然潰れていたが、ムンホをマークするDefはSealへの抵抗で精一杯のため、ヘルプに出る余裕はなかった。
そのため、ランダルが行きたい方向にドライブできるのであれば意外と無茶でもないのかもという状況。
もちろん、ラベネルStretchの特大効果があった上での話。


0:36 香川
Empty PnR (vs Switch)
- Post Up

ランダルラベネルPnRでSwitchさせてから、ラベネルPost Up。
外国籍対決の1on1に勝てず、TOV。

MUMできる組み合わせでPnRしていれば起こり得ないTOV。
ランダルもラベネルも直前に得点していてリズムに乗っているだけに、組み合わせ問題でつまづくのは非常にもったいなさを感じる。


ランダルムンホダマの組み合わせ。


3Q終了
岡山 55 - 67 香川

4Q

ランダルムンホダマの組み合わせ。


9:21 香川
Stagger - Something
- High PnR (vs Switch)

Staggerからなんかあって、最終的にランダルダマPnR。
組み合わせ的にSwitchされて、ランダルがMUMのないままドライブプルアップ失敗。

自動MUMしてくれないと組み合わせ問題は解決されないのだろうか。
自動MUMしてくれる場合は組み合わせ問題が解決されても、代わりにスペーシング問題が発生する可能性がある。
両方に気を配ってくれるのが、当然であるがベスト。


8:41 香川
Stagger - Pindown
- Rip Pop - Spain PnR (vs Switch)
- Slip

↑と同じセット。
さっきはシンプルなHigh PnRだったが、今度はSpain PnRだ、と思わせてダマがSlipしていく。
ダマへのアリウープは失敗。

複雑にアクションを組み合わせれば、Defに混乱が生まれてチャンスになるのでは?的なデザイン意図を感じる。
チャンスになる構造に意識を向ければ、もっとシンプルなプレーでチャンスは作れると思うけどね。


8:03 香川
Wing Iso?

1on1を仕掛けるか、Smallに対してSealしているムンホにPost Feedするかを考えていたら、ハンドリングミスを起こしてしまいTOV。
というふうに見えた。

3Q 1:08と同じような状況。
3Q 1:08ではランダルが意図したドライブコースにドライブできたため、ムンホが潰したスペースにぶち当たることはなんとかなかったが、今回もその狙いだったとして成功していただろうか。


7:32 香川
Get (vs Under)
- Re-Screen (vs Chase)
- Kick Extra

ランダルWing Stretchで上良ダマPnR。
上良ドライブキックに合わせたムンホ45Cutを見送ってキックアウト。
COSのランダルが、45Cut後のムンホがDSでオープンになっていることに気づいてパス。
ムンホのジャンパー成功。


6:55 香川
Empty Inverted Angle PnP
- Reject

ランダルWeak Wing Stretchでダマ上良PnP。
スクリーンを使うと見せかけてのRejectからFT獲得。


ムンホラベネルダマの組み合わせ。


6:22 香川
Empty PnR (vs Chase)
- Step-Up PnP (vs Chase)
- Pop Feed - Counter Drive

木村ダマPnRの後にストックマンJr.ラベネルPnP。
Pop Feedを受けたラベネルの、Rotationを崩すカウンタードライブに合わせたダマのジャンパー失敗。

Step-Up PnPの際に、木村のRelocateが甘かったため、Pop FeedにOne Pass AwayからRotationされた。
木村がCornerとは言わなくとも、Corner寄りのWingまでは開いておきたかった。


5:46 香川
Pin - Short Step-Up PnP (vs Chase)
- Pop Feed

ダマDS待機で木村ラベネルPnP。
Pop Feedを受けたラベネルの3pt失敗。
OREBの際にファールドロー。

ストックマンJr.がCornerにいたことで、ラベネルのPopに誰もRotationできない状況が生まれていた。
↑のポゼッションとは対照的な、良い配置でのプレー。
このセットがそうなるように設計されている。


↑のSLOBは木村のIsoになり、オフェンスファールを吹かれた。


DREBからプッシュ。
ストックマンJr.のプルアップ失敗。


4:28 香川
Pindown - Empty PnR (vs Ice)
- Reject

ラベネルTop StretchでストックマンJr.ダマPnR。
RejectでストックマンJr.ドライブレイアップ。
明らかにテンディングだったが、ブロックと判定される。

Iceと連動したDropのポジショニングになっていなかったため、シンプルなRejectでストックマンJr.の目の前が開けた。
ラベネルTop Stretchももちろんナイス。


4:02 香川
Pin - Short Step-Up PnR (vs Ice + Late Switch + Tag Switch)
- Slot Iso

ラベネルDS待機でストックマンJr.ダマPnR。
ダマのDiveに合わせて、ラベネルがDSからSlotでFlashしてくる。
このダマとラベネルの移動を岡山はTag Switchで対応したため、ラベネルのvs Smallが発生。
ラベネルMUMのIsoでFT獲得。

岡山がLate SwitchからTag Switchしてくるのは今節あまり記憶にない。
ラベネルとダマの役割を意図的に入れ替える、香川のATOデザインがこの岡山のDefにきれいに刺さった。


ラベネルダマの組み合わせ。


3:05 香川
AI - Wedge Roll (vs Ice)
- Flip Screen
- Roll Feed

ラベネルTop Stretchで上良ダマPnR。
Roll Feedを受けたダマのレイアップ成功。

Handler前Screener後ろの位置関係だった。
ダマLate Rollで失敗する場面はこの試合の中でいくつかあったが、今回はScreener's DがHandler寄りのポジショニングをとっていたため、ダマがレイアップに持ち込めた。
4Q 4:28でストックマンJr.がRejectであっさりレイアップに持ち込んだことから、Screener's DのHandlerへの意識が強まっていたのかも?


2:38 香川
AI - Wedge Roll (vs Chase)
- Roll Feed

↑と同じプレー。
ラベネルTop Stretchで上良ダマPnR。
Roll Feedを受けたダマのジャンパー成功。

今度はIceしてこなかった。
↑ではScreener's DのポジショニングがHandlerに寄りすぎていたが、今回は適切なポジショニングをとってきたため、ダマがレイアップに持ち込むことはできなかった。
今回もHandler前Screener後ろだったため、これは前半に失敗したのと同じ状況。
ただ、ダマがジャンパーを決めたため、すべての前提条件を覆す結果となった。
これを続けると、ダマがジャンパーを決め続けない限りは香川の方が困ることになる。


ランダルダマの組み合わせ。


1:52 香川
High PnR (vs Chase + Late Switch)
- Top Iso

ダマDS待機でストックマンJr.ランダルPnR。
Late SwitchでランダルMUM発生し、ランダルTop Iso。
ランダルプルアップ失敗。

PnRを始めるまでが遅かったため、最後のIsoに使える時間がほとんどなかった。
岡山はここにきてLate Switchするようになってきた。
ランダルはPopではなく横並びの位置関係でのDiveをしたため、外と中の位置関係が崩れてやばいと思ったが、SwitchによってDiveを中断してIsoする方向に切り替えた。
最初の狙いでどんぴしゃの良いプレーをやってほしいなと思う。


DREBからプッシュ。
ストックマンJr.プルアップ失敗。


スティールから速攻。
ランダルレイアップでFT獲得。

ATO潰しのBlitzが見事に成功。


4Q終了
岡山 72 - 80 香川

まとめ

主なセット
・Horns Flare - Corner Filled PnR
・Pitch Action
・Stagger Series
・Pin - Short Step-Up PnP

良かった
✅ラベネルStretch / Popによるスペーシング

課題
☑️PnRでのHandlerとScreenerの位置関係
▶️だいたいSide by Sideになる
▶️ダマScreener時のHandler Forwardでダマのジャンパーに仕向けられる
☑️外国籍同士の組み合わせでのPnR
▶️MUMの可能性のないPnR

-試合実況考察