試合実況考察

第19節 香川 vs 岡山 Game1

スタメン

木村ストックマンJr.ママドゥラベネルダマ

1Q

10:00 香川
Rip Post - Logo PnR (vs Chase)
- Drive Kick - Extra
- Counter Drive

ストックマンJr.Post Upかと思ったら、ストックマンJr.ダマLogo PnR。
ペイントエリアにヘルプを引きつけてキックアウトとエクストラ。
木村のカウンタードライブでのレイアップは失敗。

ストックマンJr.のガード対決でのフィジカル差を使うパターン。
前節の豊田合成戦でも1度見られた。
ラベネルがWingでパサーになっていたことでRim Protecterを1人3ptラインに引っ張り出せていたのが良かった。
木村のレイアップは次は決まるはず。


9:20 香川
Rip Post - Logo PnR (vs Chase)
- Drive Kick

同じプレー。
ストックマンJr.ダマLogo PnR。
ドライブでややオープンを作るも、十分なチャンスにはならず。
カウンタードライブも不発。

Weak CornerのママドゥがTag Diveを試みていたが、Logo PnRという開始位置の深さ的にDiveしていくスペースは初めから存在しないためSpot Upの方がありがたかった。
木村はパスをキャッチする際に両足着地をするから、C&Sかカウンタードライブか、の2択を的確に選べない。
クローズアウトしてくるDefに対して間合いを測って駆け引きするには、両足着地ではなく片足着地で初めから軸足とフリーフットを作っておく必要がある。


8:38 香川
AI - Wedge Roll
- Reject

木村ダマPnRの際に、木村がRejectでファールドロー。
プレッシャーをかけてくるHandler's Dに対して、1発目から良い牽制を入れた。

ハードプレッシャーに弱い木村が、プレッシャーをかけさせない努力をしている。
素晴らしい取り組み。
個人ファール2つ目だって。


8:30 香川

インバウンズを受けたラベネルのドライブレイアップ成功。
岡山はかなりプレッシャーをかけてくる様子。
↑の木村含め、こうやって返り討ちにできるといい。


DREBから速攻。
木村レイアップでFT獲得。


ぐだぐだオフェンス
ラベネルTop Stretchで木村ダマEmpty PnRするところまで良かったが、パスミスですべて崩壊した。


6:40 香川
Pin - Short Step-Up PnP (vs Chase)
- Pop Feed - Extra

ダマDS待機で木村ラベネルPnP。
ラベネルへのPop Feedへの2GapからのStuntが過剰になったことで、ストックマンJr.がワイドオープンに。
そこへきっちりエクストラパスが繋がり、ストックマンJr.のコーナースリー成功。

ダマDS待機でラベネルPopという、外国籍の中と外の関係性。
Logo PnRのセットでもそうだったように、この試合はこの外国籍の役割分担がよくできている。
見ていて楽しい。


6:00 香川
Pin - Short Step-Up PnP (vs Chase)
- Pop Feed - Counter Drive

ダマDS待機で木村ラベネルPnP。
ラベネルがPop Feedを受けてカウンタードライブからレイアップ成功。
完璧なプレー。

↑のポゼッションで、ラベネルへのStuntが過剰になったことでストックマンJr.をワイドオープンにしてしまったため、今回の岡山は弱めのStuntになっていた。
そうなると、シンプルにラベネルのクローズアウトシチュエーションとなるため、今度はラベネルがチャンスになる。
これがラベネルのPopの威力。
ずっとこれでいい。


岡山はBlitzかShowで木村を潰しに行くことが、試すべき解決策。


新しいBLOBで木村のレイアップ成功。


4:42 香川
Empty PnR (vs Chase)

ラベネルDS待機でストックマンJr.ダマPnR。
激しくChaseしようとするHandler's Dに対して、事前のコンタクトを入れたところファール獲得。


4:08 香川
Horns Flip - Double Drag (vs Chase)
- Roll Feed

ストックマンJr.ダマラベネルDouble Drag。
1枚目ダマがDive、2枚目ラベネルがPop。
ストックマンJr.がドライブし、DiveしていたダマへRoll Feed。
しかしダマは決めきれず。

Double Dragの役割分担は完璧。
ストックマンJr.のドライブもしっかり演出できていた。
それより気になったのはWeak Flare。
Weak Flareで、配置的にはママドゥDS待機に等しいスペーシングとなっていた。
ママドゥがDSでできることはない(しかもFlare直後で準備も不完全)ため、ただただペイントエリアのスペースを乏しくするだけだった。
これがWeak Flareの嫌なところ。
Flare Screenerがスペースを潰しがちっていう。
2人ともCornerとWingで素直にStretchしておけばいい。


ランダルラベネルの組み合わせ。


3:28 香川
Empty Inverted Angle PnP (vs Switch)
- Post Iso

InvertedでランダルMUMから、ラベネルTop StretchでのPost Up。
岡山は2-3Zone Shift。
ペイントアタックを諦めてターンアラウンドを放つが失敗。

ラベネルをマークしていた外国籍がラベネルを捨てて後衛中央に入る形での2-3Zone Shift。
フリーになるラベネルは、もともとランダルをマークしていたもう1人の外国籍がWeak Wingの松井を捨ててケア。
Weak CornerとWeak Wingが後衛サイドに対して2on1の状況となっていたが、その数的優位を活かしきれなかった。

「2-3Zone Shiftに対してTop Stretchで強制MUM」のスキームはマッチアップの問題で発動できなかったため、どうするべきだったか。
後衛中央をランダルが引きつけているうちに、45CutかCorner Diveがあれば良かったか。


BLOBでラベネルがカウンタードライブからエンドワン獲得。


2:44 香川
Post - Rip
- Kick

ラベネルPost Up。
ランダル松井RipでWeak CornerとWeak Wingを2人とも引きつける。
ワイドオープンになったWeak Wingの上良がキックアウトを受けて3pt成功。

岡山のヘルプミス。
Weak CornerとWeak WingのどちらがTagするべきかの連携が取れていなかった。


2:12 香川
Empty Inverted Angle PnP (vs Under)
- Pop Feed - Extra

ラベネル上良PnPでMUMを図るがUnderで回避される。
パスを展開して松井がJailからタフなプルアップを選択し、失敗。


1:42 香川
Empty Inverted Angle PnP (vs Under)
- Pull Up

ランダル松井PnPでMUMを図る。
↑と同様にUnderで回避しようとする岡山。
それに対してプルアップでカウンターして、見事にショットも決めるランダル。

ほんとに賢い。


1:10 香川
Horns Rip - Inverted PnP (vs Switch)
- Drive

ラベネル松井Ripから、ランダル松井PnP。
SwitchさせてランダルMUM完了。
vs Smallでのランダルのドライブレイアップは失敗。

MUMの意識が非常に高くて良い。
レイアップ決めきれなかったけど、プレーは正しい。


0:35 香川
Inverted Corner Filled PnP (vs Switch)
- Top Iso

ランダル松井PnPでランダルMUM完了。
ラベネルWing Stretchでスペースを確保されている状況で、ランダルのドライブ。
MUMとスペースの条件が揃っている盤面でランダルが止められるはずがなく、エンドワン獲得。

ここ数節からは考えられないくらい、プレー選択とポジショニングが的確。


1Q終了
香川 23 - 15 岡山

2Q

ランダルダマの組み合わせ。


9:44 香川
Floppy

色気むんむんATO。
ダマがFloppyユーザーになって、何かに繋げようとしていたが、意図は読み取れなかった。
最終的にランダルの外国籍対決の1on1になっていた。

色気丸出しのATOが成功した記憶はほとんどない。
デザインが悪いのか、選手の遂行力が悪いのか。


Press Breakからダマのダンク成功。


ボールを運んできたランダルがそのままドライブを仕掛けてFT獲得。
ハードプレッシャーにはこうやってどんどんアタックして、返り討ちにするのが良い。


8:13 香川
Horns Flare

Flipの際にファール獲得。
ハードプレッシャーが裏目に出まくっている岡山。


8:04 香川
Inverted PnP (vs Show ?)

SLOB、インバウンズ後1秒で再びファール。
MUMを回避したい気持ちは分かるけど。


8:02 香川
Post Iso

Post FeedがTOV。


7:28 香川
Post Iso
- Kick - Counter Drive

ダマTop StretchでランダルPost Up。
Post Feedに合わせてWeak CornerからPost Double。
Corner Diveでカウンターした末廣へのRotationもあり、もうペイントエリアがカオス。
キックアウトとカウンタードライブを繰り返すがチャンスは特に生まれず、最終的にランダルのプルアップスリー失敗。

ランダルPost Upが増えるのは悪い兆候。
ダマDS待機でストックマンJr.ランダルPnPとかを増やすべき。


謎にプレータイムを減らされている末廣が不憫。


6:35 香川
Horns Rip - High DHO (vs Under)
- Pull Up

ランダルストックマンJr.Ripから、ストックマンJr.ダマDHO。
RipケアによってHandler's Dが遅れたのを見て、ストックマンJr.は3ptを選択するが失敗。

2QになってランダルがDSとかPostでプレーするようになっている。
スペースがなくなるから、ほんとに悪い兆候。
ダマをDS / Postでプレーさせて、ランダルは3ptラインでプレーさせてほしい。


6:15 香川
AI - Empty PnR (vs Chase)
- Roll Feed

ランダルTop StretchでストックマンJr.ダマPnR。
岡山はランダルをマークする外国籍がランダルを捨てて後衛中央になる、2-3Zone Shiftで対応。
ということは「Top Stretchのランダルで強制MUM」のパターン。
しかしストックマンJr.はそれに気づけず、2-3Zone Shiftで固められたペイントエリアにDiveするダマへパスしてしまう。
無茶なパスを渡されたダマは案の定Rim Protectionされて決めきれず。

ストックマンJr.はヘルプを見てパスの出し先を判断する能力が、やや低めな感じがする。
Screenerがダマだから、「自分かダマのどちらか、もしくはランダル」というチャンスの生まれ方が少し複雑な構造のプレーになる。
ストックマンJr.の判断力がここまで及ばないのであれば、ランダルをScreenerにして、「自分かランダルか」だけ考えれば十分な構造のプレーをやらせてあげるべきか。


5:54 香川
Post Iso
- DS Feed

ダマDS待機でランダルPost Up。
岡山は2-3Zone Shiftするが、なぜかDSのダマを見失う。
ダマがDefの死角で顔を出してパスを受けてレイアップ成功。

岡山のヒューマンエラーによるイージーショット。
構造的なチャンスではないから手放しには喜べない。


5:21 香川
Post Iso
- Split DHO (vs Switch)

ランダルダマPnRでSwitchさせてvs SlowのMUM。
そこから1on1を仕掛けたが止められたため、仕切り直しでPost Upへ。
しかしSplit DHOでのSwitchを予見できず手詰まりになり、TOV。


・ダマDS待機のストックマンJr.ランダルPnP
・ダマDS待機のランダルストックマンJr. / 松井Inverted PnP
・ランダル松井ダマDouble Drag
・ランダルTop StretchのダマPost Up

このあたりのプレーを今のラインナップならやるべき。
スペースと役割の観点から合理的と言える。


4:58 香川
Corner Filled PnR (vs Under)
- Pull Up

松井Zoomが不発で、ランダルもドリブルを止めてしまった。
残った選択肢の末廣ランダルPnRを実行。
シュート力から当然Underされる末廣がプルアップスリーを放つも失敗。


オフェンスで何をやるべきか見失ってしまっている2Q。
1QはあんなにMUMもペイントエリアのスペーシングも的確だったのに。
ランダルダマの組み合わせになった途端できなくなる。


オフィシャルタイムアウト明け。
ラベネルダマの組み合わせ。


4:20 香川
Post Split DHO (vs Blitz)
- Short Roll Feed

ラベネルTop Stretchで松井ダマDHO。
Blitzに対してShort Roll Feedでカウンター。
ラベネルTop Stretchにより、Weak CornerからのSmallのTagしかなかったため、ダマのイージーショット成功。

ダマが中でラベネルが外の良い関係性。
なんでこれがランダルダマだとできなくなるのか。


Press Breakからラベネル1on1でフック成功。


スティールから速攻。
ラベネルレイアップ成功。


3:08 香川
Horns Flare - High PnR
- Reject

Horns FlareからCorner Filled PnRがいつものパターンだが、Weak CornerがStrong Cornerに移動してHigh PnRにした。
ストックマンJr.ダマPnRを、Rejectでドライブしてフローター失敗。

ダマはTandem Doubleになるようにスクリーンをセットしたが、おそらく、Tandem Singleになるようにセットするのが本来だったと思う。
それでSingle Sideにいるのはラベネルだから、Rim Protectionかラベネルかの2択を迫ることができるっていうデザインの意図だと思う。
CornerからSmallではあったがTagしてきた。
それを気にしてストックマンJr.はフローターをミスしたため、Cornerの上良はTag Diveできると良かったかも。


2:40 香川
Floppy Post

ダマDS待機でラベネルPost Up。
2-3Zone Shiftされるが、ラベネルは自分をマークするDefの上からフックを決めた。

ダマのDS配置はスペーシング的にこれまでの傾向としては好ましくないが、ラベネルがヘルプの影響を受けないこのようなショットを打って決めてくれるのであれば、話は変わってくる。
ダマがDSにいることでOREBの可能性を高めている、と評価できる。


ランダルダマの組み合わせ。
前半のうちにこの問題を解消しておきたい模様。


2:12 香川
Floppy Post - Split DHO (vs Chase)

ダマPost Upで松井ランダルSplit。
DHOでパスを受けた松井がプルアップ成功。

ダマが中でランダルが外の適材適所。
一瞬ダマDS待機のランダルPost Upをやるのかと思って絶望しかけたが、そうはせずに上記のプレーをやってくれて安心した。


1:40 香川
Floppy Post - Split DHO (vs Blitz)
- Short Roll Feed

↑と同じプレー。
やや展開は異なるが、最終的に松井ダマDHOに行き着く点は同じ。
今度はDHOにBlitzしてきたため、Short Roll Feedしたが、岡山のTagとRotationの質が高かったためタフショットになった。

上良のDiveがここでも欲しかった。


0:48 香川
Post Split DHO (vsSwitch)
- Pull Up

ダマTop StretchでランダルPost Up。
Split DHOで松井がやってくる。
1枚目ダマ、2枚目ランダルの形で、ダマがそのままStretchしてランダルがDiveするという地獄の役割分担。
Switchでランダルのvs Smallは生まれたが、ダマStretchを捨てた相手外国籍をはじめとしたヘルプがペイントエリアを固めていたため、MUMを活かせる状況では全くなかった。
最後は松井のプルアップスリーに終わった。

松井の役割が大きすぎると思えてならない。
ダマPost Upか、それ対策の2-3Zone Shiftに対してTop Stretchのランダルで強制MUMか、でほんとに十分だと思う。
松井にはその中で強烈な引力を発揮するスポットアップシューターとして活躍してもらうのが、役割分担のバランスとしてちょうど良いと感じる。


2Q終了
香川 41 - 33 岡山

3Q

ラベネルダマの組み合わせ。


DREBからプッシュ。
ダマがドライブでファール獲得。

相手のTag Upミスは見逃さない。


9:07 香川
Zone Attack

ダマPost Up。
2-3Zoneに対してできることはないため、その場でプルアップを選択し、失敗。


スティールから速攻。
ダマのダンク成功。


8:17 香川
High PnP (vs Chase)
- Drive Kick - Extra

ダマDS待機でストックマンJr.ラベネルPnP。
ドライブキックからRelocateしたストックマンJr.が再びパスを受けてコーナースリー成功。

Tandem SingleのPnPだったが、そのSingle SideがDSのダマという変な配置ではあった。
ただ、ダマが中でラベネルが外の関係性が整っていたためそれで十分。


7:30 香川
AI - Wedge Roll

AIへのパスがディフレクションされる。


7:22 香川
AI - Wedge Roll (vs Switch)
- Post Iso

ラベネルTop StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Switchでダマがvs SmallのMUMできたためPost Upへ。
岡山はWeak CornerからのRedでミスマッチを補おうとするが、ぎりぎりダマが上回って得点できた。

Small2人のPost Doubleは、ぎりぎりダマが勝つっぽい。
2Q 6:15のように、Topのラベネルを捨ててダマへの2-3Zone Shiftを組む可能性を考えたが、そうではなくSwitch + Redだった。


6:57 香川
Empty PnP (vs Chase)
- Short Roll Feed (TOV)

ダマDS待機でストックマンJr.ラベネルPnP。
Popしたラベネルと、Short Rollを期待したストックマンJr.の息が合わずTOV。

ダマDS待機でインサイドは既に埋まっているため、ラベネルはアウトサイドでプレーすべき状況だった。
したがってラベネルのPopにストックマンJr.が合わせるのが正解だったと思う。
ストックマンJr.への教育がプレーオフまでにできるか。


6:18 香川
Empty Inverted Angle PnP (vs Show)
- Pop Feed - Extra

ラベネルストックマンJr.PnPでMUMを狙うが、Showで回避される。
Pop Feedを受けたストックマンJr.も、Extraを受けた木村もカウンタードライブを一切狙わなかったため、ズレが消滅。
ダマPost Upに託すも守られてTOV。

Pop Feedに合わせて木村はCut the Popしたかった。
カウンタードライブ狙わないのは、ShowでのSwitch回避が岡山にとって安全な方法として確立されてしまうため良くない。


5:25 香川
Zone Attack (PnR)

ラベネルDS待機で、木村ダマEmpty PnR。
Iceっぽいスタンスで守られながらミドル方向にスクリーンを使おうとするが、しっかりFight Overされる。
Wingでパスが回ってきたママドゥの3pt失敗。

この試合ほぼはじめてのZone。
最初ぐだるのはしょうがない。


4:52 香川
Zone Attack (PnR)
Corner Filled PnR (vs Ice)
- Flip Screen
- Short Roll Feed

ダマNail、ラベネルDSの配置。
岡山M2M化。
木村ダマPnRは↑同様Iceされたため、今回はFlip Screenでカウンター。
Roll Feedを受けたダマのレイアップがブロックされる。

木村とダマが横並びだったため、Dropする後衛中央が2人とも守ることができてしまっていた。
この2on1での位置関係は前節も課題だった。


4:20 香川
Zone Attack

ダマDS待機、ラベネルNailの適材適所。
前衛に対して強制MUMしたラベネルの1on1でレイアップ成功。

強制MUMを急にやってくれた。
Nailからのストロークがあるため、後衛中央のヘルプもそこまで気にならない。
また、もし外れてもDSのダマがプットバック狙える状況だから大丈夫。
ナイスプレー。


ランダルラベネルの組み合わせ。


3:15 香川
Zone Attack

ラベネルNail、ランダルDSの配置。
岡山M2M化。
ランダルがSealしてPost Upを狙うが、Post Feedが逸れてTOV。

強制MUMもOverloadも作れない。
岡山はM2M化してくるから、ZoneとしてもOverload的に攻められるし、M2Mとしても効果的な、DS待機でのShort PnPを軸に攻めるのが良いと思う。


2:42 香川
Zone Attack

強制MUMができているラベネルを全く見ていない松井は、ランダルとPnRを狙う。
しかし難しそうなことを悟ってTopの木村にパス。
Topにボールが戻ってくればラベネル強制MUMを狙える状況になる。
ただ、そこで岡山の後衛サイドが強引にラベネルにマッチアップしようとしたため、上良がワイドオープンに。
パスをもらった上良の3ptは失敗。

松井のプレーはモヤモヤする点が多い。
松井の魅力はもちろんとても大きいけど、ねえっていう。


2:13 香川
Zone Attack

ランダルTop、上良Nail、ラベネルDSの配置。
Wingでエントリーパスをもらった松井の3pt失敗。
セカンドチャンスでラベネルFT獲得。

打ちたかったんだろうな、と思う。


ランダルムンホラベネルの組み合わせ。
たぶん、ムンホをDS配置して、ランダルTop、ラベネルNailにしたいんだと思う。


1:23 香川
Zone Attack

ランダルTop、ラベネルNail、ムンホDSの、予想通りの配置。
Nailでパスをもらったラベネルが強引にペイントアタックしてFT獲得。

Nailでラベネルが後衛を釘付けにしたことで、Topのランダルがワイドオープンになっていたが、ラベネルはそれよりも自分のアタックを優先。
ランダルラベネルムンホのミドルレーンの関係性はすごく良い。
3人の誰かしらがチャンスになる。


ムンホ起用で3-2Zonwを始めた香川。
これがやりたかったのか。


0:35 香川
Zone Attack

ランダルTop、ラベネルNail、ムンホCornerの配置。
岡山M2M化。
スキップパスを受けたムンホがカウンタードライブでFT獲得。

Nailに入るラベネルを後衛サイドが担当するタイミングで、Wingの上良のマークを前衛が引き継いだ。
これでOverloadは回避したが、後衛中央とムンホの距離が離れていたため、スキップパスによってクローズアウトシチュエーションが発生した。


3Q終了
香川 58 - 50 岡山

4Q

ランダルムンホダマの組み合わせ。
香川はDefをM2Mに戻した。


9:40 香川
Zone Attack

ランダルNail、ムンホWing、ダマDSの配置。
DS落とし→NailからのDiveを狙うが、DiveへのパスがTOV。

このパターンそんなにやりたい?
ショートパスの連続でOverloadから決定機を作るのは相当なパスワークが求められる。
ランダル強制MUMでいいじゃないですか。


9:14 香川
Zone Attack

ランダルTop、ムンホWing、ダマDSの配置。
ランダル強制MUMで前衛を引きつける。
その結果左サイドでOverloadが発生し、スキップパス。
上良コーナースリー成功。

強制MUMでランダルの引力を利用するのが一番簡単でしょうよ。
松井も引力強いから、後衛サイドがBox1かと思うくらいマッチアップしてきていた。
ランダルの強制MUMと松井のシュート力で決定的なOverloadを作ることができた。
ダマのDSでのFlare Screenも効果的だった。


DREBからトランジション。
Zoneを組もうとする岡山に対してなんだかんだでパスを回してムンホのジャンパー失敗。
OREB争いでディフレクション。

引き続き香川ポゼッション。
ごちゃごちゃの中、セカンドチャンスでムンホFT獲得。


スティールから速攻。
ダマFT獲得。


ランダルダマの組み合わせ。


7:38 香川
High PnP (vs Switch)
- Pop Feed into Iso

ダマCorner StretchでストックマンJr.ランダルPnP。
SwitchさせてランダルMUM完了。
ランダルIsoへのヘルプに対してダマがBack Cut。
そこへのアリウープパスを飛ばすが繋がらずTOV。


DREBから速攻。
ランダルレイアップ失敗。
セカンドチャンスでも決めきれず。


6:37 香川
Horns Flare - Corner Filled PnR (vs Chase)
- Drive

ダマWing StretchでストックマンJr.ランダルPnR。
ストックマンJr.のドライブでフローター成功。

Wingにいたダマだが、ポジションチェンジでDSに移動。
Diveしたランダルとともにペイントエリアをぎゅうぎゅうにした。
そこへドライブしていったストックマンJr.だったが、フローターを選択することで狭いスペースでもなんとか得点した。


1Qは面白かったのにな。


5:48 香川
Get Veer
- UCLA Post

ランダル松井RipでランダルPost Upを狙う。
ただ、WingパサーのダマをマークするDefが、ダマを捨ててランダルへのPost Feedのみを警戒。
それによってランダルPost Upに繋げられず。
やることがなくなったショットクロックバイオレーション。

なんだかんだダマパサーのPost Feedが成功してきたから考えることがそこまでなかったけど、たしかにこうなる可能性も十分にある。
この場合はTopの松井とのDHOに移るのが良さそう。
ノンシューターがシューターにDHOする、Kick Getとかと同じ構造のプレーになる。


5:08 香川
Floppy Post

ダマDS待機でランダルPost Up。
2-3Zone Shiftされてペイントアタックの可能性が消滅。
ターンアラウンド失敗。

2Q 2:12では絶望せずに済んだが、この場面では絶望してしまった。
自ら2-3Zone Shiftされにいく配置。
この配置だけでランダルのペイントアタックの可能性が消える。
では2Q 2:40のように、ヘルプの影響を受けないショットを打ってもらいたいのだろうか。
だとしたら、苦手な右サイドより、比較的得意な左サイドでPost Upさせたい。
成功する要素がなにもかも整っていないポゼッション。


DREBからプッシュ。
ストックマンJr.のプルアップスリー成功。

選手の質で点差を維持している。


スティールから速攻。
ランダルレイアップ成功。


3:50 香川
Empty Angle PnP (vs Switch)
- Pop Feed into Iso

ストックマンJr.ランダルPnP。
SwitchさせてランダルMUMのIso。
ランダルのプルアップ失敗。

ストックマンJr.はIQが低いタイプなのかもしれない。
この場面、Switchでランダルvs Smallが発生したということは、ストックマンJr.のところではvs Bigが発生している。
ランダルのIsoを演出するにおいて、このBigにヘルプさせないことがストックマンJr.の使命となる。
そんな中、ストックマンJr.はStrong CornerからWeak DSに移動した。
これにより、ストックマンJr.をマークするBigは自身のマークマンを意識する必要が皆無になった。
なぜなら、ストックマンJr.がDSでできることなんて1つもないから(多少オープンにしても簡単にRim Protectionで挽回できる)。
これはつまり、2-3Zone Shiftでランダルのヘルプに意識を向けるデメリットがなくなった、ということ。
よってストックマンJr.のミッションはあっけなく失敗。
その影響でランダルはvs Smallなのに攻められず、プルアップを打たされることになった。

ストックマンJr.の正解はStrong Corner Stay1択。
そうすれば、ストックマンJr.をマークするBigはストックマンJr.の3ptとランダルへのヘルプのどちらかしか選べない状況に追い込まれる。
ストックマンJr.はここまで3本ほど3ptを成功させているため、引力も十分だった。
その場にいればよかったのに、余計なことをしてしまった。


3:20 香川
High Short PnP (vs Switch)
- Iso

ダマDS待機でストックマンJr.ランダルPnP。
SwitchでストックマンJr. vs Big。
ドライブレイアップ成功。

前半から唱え続けたこのプレーをようやくやってくれた。
ランダルMUMではなく自身のMUMを選択したストックマンJr.。
この選択をした以上、得点以外の結果は許されないが、見事に得点してみせた。
すごい。


2:40 香川
High Short PnR (vs Switch)
- Iso

ダマDS待機でストックマンJr.ランダルPnR。
SwitchさせてストックマンJr.のIso。
今度はプルアップスリーを選択するが失敗。
ただ、ランダルOREBからダマセカンドチャンス得点。

↑で得点できたから同じプレーを繰り返した。
プルアップスリーは外れたが、vs SmallのランダルがOREBに参加していたのが良かった。
ストックマンJr.に譲ったランダルが、OREBでvs Smallを狙っていたという。


1:39 香川
High Short PnR (vs Switch)
- Iso

ダマDS待機でストックマンJr.ランダルPnR。
SwitchさせてストックマンJr.のIso。
ドライブの際にバックチップされてアウトオブバウンズ。
やり直し。


↑のBLOBはTOV。


1:15 香川
Inverted PnP (vs Switch)
- Iso

ランダルストックマンJr.PnPでMUM。
今度はランダルのIso。
ドライブでTOV。

TopからのIsoの時、One Pass AwayのWingを両方とも埋めているとドライブしにくいから、どちらかはCornerに降ろしたい。
この場面なら、PopしたストックマンJr.をCornerに行かせるのは、Bigを3線にしてしまって好ましくない。
だからもう1人の松井をCornerに降ろしたい(それプラスCorner StretchしていたダマをDSにする)。
というのはセオリー通りで正しいが、もう一度見てみると、松井の引力が強すぎてOne Pass Awayで松井をマークするDefがランダルに意識を向けていなかった。
であれば両方のWingが埋まっていても別にいいか。


High PnR Veer
特にチャンスは生まれず、ランダルの外国籍対決の1on1。
プルアップ成功。

ATOのデザイン、ほんとに意図通りのチャンスを作れないよね。


4Q終了
香川 77 - 65 岡山

まとめ

主なセット
・AI - Wedge Roll
・Horns Flare - Corner Filled PnR
・Floppy Post
・Pin - Short Step-Up PnP(1Qのみ)
・Rip Post - Logo PnR

良かった
✅ハードプレッシャーを返り討ちにするファールドロー
✅ラベネルStretchの活用(特に1Q)
✅MUM意識

課題
☑️ランダルダマ組み合わせで適材適所を実現できない
▶️ランダルもダマもインサイドになることが多い(ランダルは3ptラインでプレーさせたい)
☑️ストックマンJr.の状況判断
▶️Defのヘルプ構造を理解できていなさそうなスペーシングとパス判断のミス
☑️Match Up Zoneに苦戦
▶️中途半端な取り組みでは強制MUMもOverloadも作れない

-試合実況考察