試合実況考察

第21節 横浜 vs 香川 Game1

スタメン

木村ストックマンJr.上良ラベネルダマ

1Q

10:00 香川
UCLA Pop - Short Step-Up PnR (vs Show)
- Short Roll Feed

ラベネルDS待機でストックマンJr.ダマPnR。
Showに対してダマがShort Roll Feedを受けて、ドライブレイアップ成功。

前節からダマが良い感じでShort Rollできている。
それは良いことなんだが、ラベネルDS配置でダマDiveという2人とも中の関係性は気になる。
ダマDS配置でラベネルPopであれば合理的な役割分担になるが。


9:21 香川
UCLA Pop - Short Step-Up PnR

Step-Upにつなげる上良からストックマンJr.へのパスに横浜がギャンブルスティールを試みて失敗。
ストックマンJr.がヘルプを引きつけてキックアウトで上良の3pt失敗。

横浜のハードプレッシャーは前回対戦の時から印象的だった。
ちなみにダマとラベネルの役割分担は前回ポゼッションと変わらず。


BLOBで木村3pt成功。


スティールから速攻。
ダマのダンク成功。


8:16 香川
UCLA Pop - Short Step-Up PnR
- Decoy Drive

WingにパスしてUCLA Cutにつなげると思わせたラベネルが、パスせずに自らのドライブを選択。
ただ、One Pass Awayが埋まっていたため、ヘルプに引っかけられてTOV。

One Pass Awayが埋まっているところにドライブしていく判断が厳しかったのは間違いない。
それに加えて、One Pass AwayのWingにいるのが引力のないダマだから、通常以上にドライブコースが閉じられていたことも事実。


7:53 香川
Pin -Short Step-Up PnP (vs Show)
- Pop Feed (TOV)

ラベネルDS待機で木村ダマPnP。
苦手なShowを受けてドリブルを止めてしまった木村。
苦し紛れのPop FeedがTOVに。

ラベネルとダマの役割が逆であってほしいのは相変わらず。
木村はやはりShowされるとHandlerとしてクリエイトするのが難しい。
Rejectを意識させないからHandler's Dが無限にプレッシャーをかけられるし、そうなるとScreener's DもShowの負担が減ってダマのPopへとReturnしやすくなる。
ScreenerのダマはEarly RollでShowへのカウンターを的確に打っているわけだが、Early RollするとHandler’s Dを十分にスクリーンにヒットさせられないため、木村はスクリーンアシストも受けられない。
よって苦しくなるという展開。
Rejectを見せてHandler's Dに体を当ててからスクリーンを使う工夫を入れれば状況は全然変わる。


ダマをScreenerにしてラベネルをDS配置する狙いとして考えられることもある。
それは、3ptのないダマをScreenerにしてDeep Dropを誘発することで、Handlerにより大きな自由を与えられるという点。
この狙いがあるのであれば、今のダマラベネルの役割分担も理解はできる。
ただ、それが攻撃の優先順位として正しいかどうかに関しては納得できない。
個人的にはどう考えてもこのラインナップのファーストオプションはラベネルだと思うから、そのラベネルがチャンスを得られる構造にしてあげたい。
もし香川ベンチがラベネル<ストックマンJr. / 木村と考えているのであれば、そこはもう好みの違いだからしょうがないけども。


7:22 香川
Get (vs Chase)
- Drive Layup

ダマDS待機でストックマンJr.ラベネルのGet。
ChaseをDHOで完全に剥がして、ストックマンJr.のレイアップ成功。

こっちの役割分担の方が絶対に良い。
トランジションでダマがRim Runしていたから発生した状況だったが、こっちの方が適材適所。
ダマが合わせとOREBに専念して、ラベネルが3ptラインでRim Protecterである相手外国籍をロックしてペイントエリアにスペースを生む構造。
ストックマンJr.はChaseするHandler's Dに対してコンタクトを入れてからDHOに向かったため、スクリーンをうまく活用できた。


6:48 香川
UCLA Pop - Short Step-Up PnRのアレンジ
Corner Filled PnR (vs Show)
- Lift Feed - Counter Drive

UCLA Popのところを、UCLA自体をやらずにぐるっと全体が旋回する感じでPnR。
Showに対してShort RollしたダマへのTagを見て、CornerからLiftしたラベネルにパス。
ラベネルのカウンタードライブは失敗。

これはラベネルのカウンタードライブの質の問題な感じ。
3pt打ってよかった。


6:18 香川
Floppy Post
- Angle Change Pass (Flash) Cancel

ダマDS待機でラベネルPost Upを狙うも、Denyが強くてPost Feedできず。
そこでダマがDSからNailにFlashしてAngle Change Passを考えるが、Back Sealがとれていたわけでもないため失敗。
行き詰まった末にストックマンJr.の1on1に帰着し、タフなプルアップスリー失敗。

ダマDS待機のラベネルPost Upは、中と中の関係性だからやってほしくないのは前提としてある。
Flashを匂わせたタイミングでPost DがDenyを弱めていたため、木村はダマに意識を全て向けずにラベネルへのパスの可能性も残しておきたかった。
そうすれば狙っていたラベネルPost Upができたはず。


5:35 香川
Post Iso

DREBからプッシュしたラベネルがスローダウン。
ダマDS待機でラベネルPost Up開始。
2-3Zone Shiftされるが、ヘルプの干渉を受けずにフック成功。

↑と同じことだが、ダマDS待機のラベネルPost Upのように2-3Zone Shiftされる攻め方をしてほしくないのは前提としてある。
それでもこの配置で攻める場合として、ラベネルのプレーは最適だった。
自分をマークするDefを抜かずに、そのDef越しのフックを選択することで、ヘルプの干渉を受けないようにしていた。
構造自体は好みではないが、その中で行うプレーとしてはベストだった。


DREBからプッシュ。
ダマのドライブレイアップは失敗。

ダマのプッシュは相手がTag Upミスしている時だけでいい。


4:39 香川
Get (vs Show)
- Angle Change Pass Cancel
- Empty Angle PnR (vs Switch)
- Iso

ダマSingle Side Corner Stretchで木村ラベネルPnR。
Showに対してShort Rollしたラベネルへ、ダマ経由のAngle Change Passを試みるがパスはできず。
仕切り直しで、ラベネルWeak Corner Stretchの木村ダマPnR。
SwitchされてIsoに持ち込むが、木村が1on1でチャンスを作れずTOV。

Showが苦手な木村。
Showが出てくるタイミングでShort Roll FeedできるようにボールをギャザーせずにEscapeドリブル。
これによってShort Roll Feedのタイミングを逃したため、直接でもAngle Changeでもラベネルにパスできなくなった。
また、木村個人のスキルの問題とは別に、構造として、ダマをSingle Side Cornerに配置していたのも困難なスペーシングを作る要因だった。
ダマを3ptを打てる選手ではないため、ダマをマークするDefはデメリットなしでTagに出られる。
そのためOffとしては、TagがいるためにラベネルのShort Rollにパスを入れられない状況が生まれた。
ダマはDSであれば強烈な引力を発揮するため、DSに配置したい。
トランジションの流れから生まれた配置のため調整する時間がなかったのは事実だが、こういう場面が多いからここで書いておいた。


4:10 香川
Floppy Post

ラベネルTop StretchでダマPost Up。
Post Feed時にファール獲得。

Post Feedに合わせてラベネルがTopに移動してStretchの配置を作ろうとしていた。
これはナイス。


↑のBLOBでママドゥの3ptミスをダマがプットバックしてエンドワン獲得。


DREBからプッシュ。
ダマのドライブレイアップは失敗。

Tag Upミスが生まれそうな雰囲気はあったが、結局横浜のTag Upミスはなかったため、ダマにとっては無茶なドライブだった。


ランダルダマの組み合わせ。


3:23 香川
Floppy

エントリーパスがディフレクションされてやり直し。


3:12 香川
High Inverted PnP (vs Show)
- Drive Kick

ダマDS待機でランダル松井PnP。
Showを突破してドライブキックでママドゥコーナースリー失敗。
OREBの際にディフレクションで引き続き香川ポゼッション。

完璧な配置でMUMを狙う素晴らしいプレーだった。
Inverted PnPはサイドレーンで行うことがこれまで多かったが、今回はミドルレーンで実施。
これによって、ランダルが両サイドに均等にパスを振れる状態となっていたため、ランダルへのヘルプが行きにくい状況だった。
また、松井のスクリーンがFlat気味だったため、Screener's DはShowをハードにやりにくい状況にもなっていた。
それもあってランダルのShow突破とキックアウトが実現された。


香川にとって良いオフェンスの条件は2つ。
①外と中の関係性
②MUM

1Q 3:12のポゼッションはこの試合で初めて2つの条件を揃えられたプレーだった。
この構造を高い再現性で実現し続けられれば、福井を倒せる可能性は十分にあると思う。


↑のBLOBでランダルFT獲得。


2:40 香川
Floppy Post
- Post Split DHO (vs Chase)

ランダルDS待機でダマPost Upから、松井とのSplit DHO。
松井のプルアップスリーは外れるがママドゥのOREBでセカンドチャンス。
セカンドチャンスでは、ダマDS待機のランダルPost Upで2-3Zone Shiftされ、ランダルのターンアラウンド失敗のパターン。

Topのパサーはランダルだった。
そのランダルに松井がRipをかけてランダルをDSに誘導し、松井はSTSでSplitに移行。
セカンドチャンスも含めて、中と中の関係性だった。


ランダルムンホダマの組み合わせ。


2:03 香川
Get Veer (vs Toplock)
- Reject Feed - Kick
- High Inverted PnR (vs Fight Over)
- Iso

松井ダマPindownがToplockされ、裏ケアもなかったためReject Feedを出すも、若干パスが長くてレイアップに持ち込めず。
仕切り直しでランダルママドゥInverted PnRでMUMを図るが、スクリーンにいまいち引っ掛けられずMUMもできず。
最終的にランダルIsoでプルアップスリー失敗。

ToplockへのRejectや残り時間少ない中でのInverted ScreenでのMUMといった狙いは良かった。
パスの精度やスクリーンのセット位置が良ければチャンスは作れていたのではないかという場面。


1:31 香川
Empty Wing Iso
- Drive - 45Cut Feed

Empty SideでダマDS待機のMUMなしのランダルIso。
2-3Zone Shiftされる中、ドライブを仕掛けてヘルプに捕まる。
ただそこでWeak Wingからママドゥが45Cutで顔を出し、パスを受けてレイアップでFT獲得。

ママドゥの好判断。
Strong Cornerを配置しないベースラインドライブは、Weak Sideからのヘルプを受けやすいため気をつけたい。


0:52 香川
Empty Angle PnR

ダマWeak Corner StretchでランダルムンホPnR。
その際にムンホファール獲得。

ランダル自動MUMを回避するマッチアップを選択した横浜。
それはつまりムンホのところでvs Smallを発生させることになる。
ムンホはそれをしっかり理解してRim RunからDeep Sealをまず狙った。
また、ムンホはDeep Sealした自分にパスが来なさそうなことを察知したら、今度はランダルMUMを完了させるため、ランダルにスクリーンセット。
横浜はムンホの徹底したMUMの行動に抵抗する中でたまらずファールを吹かれた。
ムンホ良いハッスル。


0:42 香川

相手TOVに乗じて松井3pt成功。


1Q終了
横浜 12 - 20 香川

2Q

ランダルムンホラベネルの組み合わせ。


9:35 香川
Floppy - Inverted Ram PnP (vs Show)

ランダルTopのFloppyと思わせて、ランダル松井のInverted Ram PnP。
Showからファール獲得。


9:25 香川
Stagger (vs Chase)

Staggerから松井の3ptは失敗。
ショットは外れたが、スクリーンを使う前にDefにコンタクトを入れていたのが良かった。


9:00 香川
High Inverted PnP (vs Switch)

ランダル松井PnPがイリーガルスクリーン。
Dragだったため、ちょっと動いてしまっていたか。
ただ、ミドルレーンでInverted PnPをやっていることは非常にポジティブ。


8:43 香川
Pindown (vs Toplock)
- Decoy Drive

松井ラベネルPindownを待つランダルが突然のドライブでFT獲得。

One Pass AwayのWingは埋まっていたが、ランダルのドライブの唐突さとパワーで影響を受けなかった。
Pindown Screener’s Dは松井ラベネルに意識が完全に向いていたため、ランダルへのRim Protectionは全くできなかった。
そうなると、ファールでしかランダルを止める術はなかったという感じ。


香川3-2Zone開始。


8:12 香川
Empty Inverted Angle PnP (vs Show)
- Pull Up

ラベネルWing StretchでランダルママドゥPnP。
MUM回避のShowの隙を見てランダルがプルアップスリーを選択するも外れた。

ラベネルがWing Stretchで、vs SmallのムンホがDS待機しているの非常に良い。
1Qは役割分担とそれによるスペーシングが悪かったけど、2Qは今のところ良い感じ。


ランダルラベネルの組み合わせ。
ビッグラインナップ終了。

横浜がマッチアップ変更。
ランダルにSmallをつけて、ママドゥにBigをつける。


7:38 香川
UCLA Post

ラベネルTop StretchでランダルPost Up。
2-3Zone ShiftしてきたWeak CornerからのDoubleに捕まりかけるところでファール獲得。

vs Smallだから、とかではなく、松井ラベネルSplitをやりたいからランダルPost Upをやったっぽい。
そこに、考慮していなかったマッチアップ問題が絡んできて、2-3Zone ShiftからPost Doubleされかけてって感じに見えた。
BigにマークされるママドゥはWeak Wingに配置しておきたかった。


7:28 香川
Post Iso

ラベネルTop StretchママドゥWeak Wing StretchでランダルPost Up。
Weak CornerからRed気味にヘルプが来る。
ランダルのドライブがトラベリング。

ランダルには、↑でWeak CornerからRedがあることを学習して、その動きを見極める駆け引きをしてほしかった。
具体的には、Post Feedを受けたら、まずバックダウンを解除してリング方向に体を向けて、Weak Cornerが動けばすぐ分かる状態にしてほしかった。
そうすれば、Weak Cornerからヘルプが来ればあなたのマークマンにパスするし、来なければvs Smallを活かしてこのままドライブするけどヘルプどうするの?とWeak Cornerと駆け引きできる。
それを省いていきなりドライブを仕掛けたから、トラベリングがなかったとしてもヘルプの影響を受けてタフだった。


DREBからプッシュ。
ランダルレイアップでエンドワン獲得。

相手のレイアップミスを見逃さずにトランジションに持ち込んだ好判断。
レイアップミスはそのままTag Upミスに繋がる可能性が非常に高い。


6:48 香川
Empty Inverted Angle PnP
- Decoy Flare

ランダルがWeak Sideに移動しかけていたママドゥにInverted Screenを要求してStrong Sideに呼び戻す。
その間に松井ラベネルFlareで松井の3pt成功。

ママドゥがコールに気づいていなかったとかでInverted Screenの開始が遅れた、とかそういうのだろうか。


6:12 香川
Flare
- Decoy Drive

ランダルTopパサーで、松井ラベネルFlare。
Flareを待つと思わせたランダルが再びDecoy Driveでファール獲得。
すでにボーナス突入。

外国籍対決でも、Decoyの要素が加わるとランダルも十分にチャンスメイク可能。
横浜はランダルにvs Smallのマッチアップを与えることをやめている。


5:45 香川

DREBからプッシュ。
Rim RunからBack Sealしていたラベネルへパス、と思わせてCornerからのヘルプを誘い、ランダルがそこまで見越してのCornerへのスキップパスを出す。
ママドゥのワイドオープンスリー失敗。
セカンドチャンスで松井の3ptも失敗。
(もう一度OREBを取るが、そのオフェンスは次の枠で記載)

ランダルの状況認知能力の高さが光る。
大前提としてチャンスに気づけること。
その上でそのチャンスにDefが気づいているかまで意識を巡らせられるのがすごい。


↑の続き
5:31 香川
Empty Inverted PnR (vs Show)
- Slip - Skip

ラベネルWing Stretchでランダル松井PnR。
Showに対してGhostではなくSlipを珍しく選択した松井。
そのSlipにDSからのTag含めWeak Sideの意識が向いたところで、オープンになったラベネルに展開。
ラベネルのカウンタードライブでエンドワン獲得。

これもランダルが松井を意識したDefがどう反応するかをしっかり見た上で、ラベネルのオープンという答えに辿り着いている。
まじで賢い。
そしてラベネルのカウンタードライブの質も良かった。
ランダルとラベネルでRim Protecterを2人とも3ptラインまで引き出してのカウンタードライブであるためヘルプの心配がない、という良い構造だった。


5:08 香川
Spain PnR (vs 1st Switch)
- Post Iso

ランダルラベネル松井Spain PnRから、ランダルWingパサーのラベネルPost Up。
ドライブでWeak CornerからのRedからファールをもらってFT獲得。

これも2Q 7:28のランダルと同じで、Redが来ることを分かった上で1on1に臨みたかった。
そうすればWeak Cornerからぎりぎりファールもらえたみたいな危ういドライブにはならずに済んだはず。
相手のPnR Coverageが何か、と同じレベルで相手のPost Dにもすぐに対応したい。


4:30 香川
Spain PnR (vs Under)
- Iso

ランダルラベネル松井Spain PnR。
1st ScreenはUnderされ、2nd Screenでは特に何も起こらず。
ランダルIsoからなんだかんだあってTOV。

Spain PnRの成功率めちゃくちゃ低い。
松井の2nd Screenの角度が良くないのか?


3:57 香川

DREBからプッシュ。
ランダルWing Driveでエンドワン獲得。

トランジションでペイントエリアのスペースがまだ埋められていない中でのドライブ。
Ballman Dも準備ができていなかったため、ランダルのフィジカルに対抗できず。


DREBでファール獲得。
すでにボーナス突入。

ファールがなかったとしても、Tag Upはできていないのは確実だったから、何らかのチャンスにはなっていたであろう場面。


3:08 香川
UCLA Pop - Short Step-Up PnR
- Decoy Post

このセットをストックマンJr.はコールしたと思うが、45Cutする役の松井は、UCLA ScreenerであるストックマンJr.にSealするように指示。
それを受けたストックマンJr.がSealしてPost UpしたところへのランダルのPost Feedが精度を欠いた。

ランダルラベネルが2人ともTopとWingの3ptラインにいる状態だったため、ペイントエリアに広いスペースがあった。
ストックマンJr.ははじめ戸惑っていたように見えたが、松井の指示は合理的だった。
コミュニケーション次第。


2:37 香川
UCLA Post

UCLA Pop - Short Step-Up PnRのアレンジ。
UCLA CutしたランダルがシンプルにPost Upするパターン。
したがって、ラベネルWeak Wing StretchでランダルPost Up。
プルアップジャンパー成功。

vs Smallは解消されているため、外国籍対決だった。
ヘルプの必要性が2Q 7:38, 7:28のようにないため、Weak CornerのヘルプもWeak Wingからのラベネルを捨ててのヘルプもほとんど来ていなかった。
ランダルがこの状況でそこまで高い効率で得点を生み出せないだろうという横浜の計算を感じたが、ランダルが決めきった。
ただ、個人的な意見としては横浜に同意で、ランダルのこの1on1が香川にとってどれだけのメリットをもたらすのか不確実。
ランダルがもう少しプルアップ上手ければいいんだけども。


ランダルムンホラベネルの組み合わせ。


2:01 香川
Flex Post - Rip Inverted
- Reject

ラベネルDS待機でランダル松井Logo PnP。
Rejectしてのプルアップ失敗。

ランダルもラベネルも中の関係性。
2Qは中と外の関係性が作れているポゼッションが多かったが、ここに来て作れていないポゼッションだった。
良い感じの2Qでもたまにはこういうポゼッションもあるか。


1:21 香川
Top Iso
- Drive Kick

DREBからプッシュでクロスマッチアップ発生。
ラベネルCorner Stretchで、ランダルのvs SmallでIso。
ドライブキックでママドゥのコーナースリー失敗。

Topからの1on1でOne Pass AwayであるWingが両サイドとも埋まっている配置だったが、ランダルが深くドライブせずとも3線ヘルプを引きつけることができたため大きな問題にはならず。
ただ、今後のために修正したいところ。
やっぱりランダルは両サイドに等しくパスの可能性を持てるミドルレーンでプレーさせるのが、非凡なパスセンスを最大活用するにはベストだと思う。
ヘルプを見て、状況を認識して、ということはどこがオープンだ?と頭を巡らせて、Cornerだ!となるまでが光の速さ。


0:47 香川
Empty Angle Spain PnR (vs Under)
- Drive Kick

ランダルラベネル松井Spain PnR。
松井がSlip Popして、実質的にはEmpty Angle PnRとなった。
サイドレーンでのプレーのため、当然Weak Cornerからヘルプがやってきたところに、ママドゥがFlare Screenをセット。
オープンになったWeak Cornerのムンホの3ptは外れるが、自らOREBを確保してプットバック成功、エンドワン獲得。

Weak Cornerからヘルプを誘ってFlare Screenでカウンターする、というの最近よくやる。
針の穴を通すような構造的狙い目。
正直もっと簡単なことはたくさんあると思ってしまうが、それは本当に好みの違いだ、と自分を納得させる。


0:13 香川
Inverted Angle PnR (vs Switch)
- Iso

ランダル松井PnRでMUM完了。
One Pass AwayのWingのラベネルがDSに降りてドライブスペースを確保。
ラベネルが空けてくれた右Wingのスペースを使ってランダルドライブレイアップ成功。

ランダルとラベネルはSlotとSlotの位置関係だったため、ラベネルのDS移動がなくても十分なドライブレーンはあった。
それでもラベネルのDS移動がより多くのミドルレンジのスペースをもたらしたことは間違いなかった。
ペイントエリアのスペースは乏しかったため、完璧な配置!とは言えないものの、One Pass Awayを空けるという観点では2Q 1:21より良くなっている。


2Q終了
横浜 23 - 44 香川

3Q

10:00 香川
UCLA Pop - Short Step-Up PnP (vs Show)
- Pop Feed - Drive (TOV)

ラベネルDouble Side Corner StretchでストックマンJr.ダマPnP。
Showに対してPopしたダマがパスを受けてドライブするが止められてTOV。

前半から書き続けているが、ダマとラベネルの役割が逆であればという場面。
ダマはPopしてもジャンパーの選択肢を持っていないから、Defはドライブだけ警戒すればいい。
ダマはドライブキックを出せる器用さは持ち合わせていないから、ヘルプDも出やすい。
これがラベネルであれば、両方とも解決できる(キックアウトは分からないけれどダマよりかはできるっしょ)。


9:23 香川
AI - Wedge Roll (vs Show)
- Slip Feed - Post

ラベネルTop Stretchで上良ダマPnR。
ShowにSlipでカウンターして、パスを受けたダマがそのままPost Up。
1on1は止められるが、Weak Wingから降りてきてDeep SealしたストックマンJr.に託して、ストックマンJr.の得点。

適材適所の配置だが、ShowにSlipするまでの展開を読まれていた感じ。
ダマのSlipに、ラベネルをマークするDefが早めにTagしていたため、上良はTop Stretchしたラベネルへのパスが正解だった。
前節のどこかでも書いた気がするが、ラベネルのStretchが完了してからダマがDiveするようにしたかった。
そうすれば、上良がラベネルとダマへのパスを等しい意識のバランスで見ることができるのではないだろうか。
少なくとも、ラベネルを待つ、という意識があることはラベネルをマークするDefがTagするか意識できることの証明になると思うし。


8:40 香川
Pindown - Empty PnR
- Reject

ラベネルTop StretchでストックマンJr.ダマPnR。
RejectでFT獲得。

前回ポゼッションに引き続き、良い配置のプレー。


8:07 香川

スティールからプッシュ。
Rim RunからBack Sealを取れていたダマへのラベネルからのパスが精度を欠き、偶然3ptシュートとして成功した。

ダマのトランジションの瞬間に走るハードワーク意識が素晴らしかった。


7:40 香川
Empty PnR (vs Show)
- Slip Feed

ラベネルTop StretchでストックマンJr.ダマPnR。
Showに対してSlipしたダマが、Weak CornerからのSmallのTagに捕まってTOV。

今度は3Q 9:23と違って、ラベネルStretchが完了した上でのPnRだった。
そのため、ラベネルのところからTagされていなかった。
ただ、Weak CornerからのSmallのTagにあっさりやられるのは、ダマさん聞いてないです。
Weak CornerからのTag + Rotationに対して、木村がWeak Wingから45Cutできていた。
ダマのTOVさえなければ素晴らしいプレーになっていたはず。


7:10 香川
AI - Wedge Roll (vs Show)
- Step-Up PnP (vs Show)
- Skip - Counter Drive - DS Feed

ラベネルTop Stretchで上良ダマPnR。
ShowへのSlipに対して、今度はラベネルをマークするDefがTagしようとしていた。
それを見た上での判断か、上良はStep-Up PnPに繋げた。
Step-UpへのShowに対するPopには、Stuntで対応する横浜だったが、そこでスキップパスを飛ばすストックマンJr.の好判断。
あとは上良のカウンタードライブに合わせたダマのレイアップ、といったところだったが、ダマが再びSmallのヘルプにディフレクションされた。

Step-Upのコールになっていたのか、ストックマンJr.のWeak Wingへの移動が遅れていたのか。
個人的には、Step-Upではなく、ラベネルStretchだけで十分だと思っている。
ファーストオプションのCOSを作れるんだから、それ以上のチャンスなんてないでしょうという意味で。


横浜のSprint ScreenとShort Roll、Handlerのドリブルギャザーのタイミングが完璧なPnR。
香川もSprint ScreenでShowを緩和する工夫は真似したい。
Wedge RollでRam Screenにする工夫は↑のポゼッションでもやっていたが、リズムと丁寧さが足りなかったか。


6:36 香川
Empty Drag (vs Chase)
- Drive Kick

ダマTop StretchでストックマンJr.ラベネルPnR。
ドライブキックで木村コーナースリー失敗。
セカンドチャンスでラベネル1on1からのドライブレイアップミスをダマがプットバック。

トランジションでShowを緩和できていたのが良かった。
ダマのTop Stretchも、トランジションの流れだったため、ダマを捨ててRim Protectionに回ろう!とDefの思考が回るまでにストックマンJr.のドライブが始まっていたため問題にならない。
トランジションでのカオスはOffに有利に働く。


スティールから速攻。
ダマのレイアップでFT獲得。


5:43 香川
High PnR (vs Show)
- Angle Change Pass
- Post Iso

ダマDS待機でストックマンJr.ラベネルPnR。
Showに対してのラベネルがShort Rollよりも深いRollをしたため、Angle Changeの必要性が生まれた。
そこからダマDS待機のラベネルPost Upとなり、ラベネルのジャンパー失敗。

Short Rollであれば、ラベネルがNailでパスを受けてダマと2on1、もしくはその他のオープンへのパスの展開に持ち込めた場面。
それだけに、ただの中と中の関係性のいつものIsoパターンに落ち着いてしまったのはもったいなかった。


5:20 香川
Floppy Post
- Kick

ラベネルTop StretchでダマPost Up。
ラベネルをマークするDefがラベネルを捨ててヘルプに来ていたところで、パサーの木村がそのDefにSplit的なFlare Screenセット。
ただ、木村が押し返されてラベネルと位置が被ってしまい、キックアウトを受けたラベネルのショットに乱れが生まれた。

ラベネルが外でダマが中の関係性を作れていたのは良かった。
木村はその場でステイか、Laker CutでWeak Sideに流れるかのどっちかで良かった。
Flare Screenをかけるのも悪くはないが、個人的にはその後ラベネルがカウンタードライブを選択した場合に木村が邪魔してしまう可能性が懸念される。


4:42 香川

ボール運びでストックマンJr.がファール獲得。
すでにボーナス突入。


4:15 香川
Wing Iso

トランジションでクロスマッチアップ発生。
ダマDS待機でラベネルWing Iso。
ジャブステップから3ptを放つが失敗。

クロスマッチアップにしっかり気づいて、そこで攻めることができたナイス判断。
フィニッシュに関しては、ドライブもできる状況ではあったが、ラベネルはもちろんそれも分かった上でシュートを選択したはずのため、この判断を尊重したい。


DREBからプッシュ。
上良のトランジションスリー失敗。

Tag Upミスが発生しているときは必ずプッシュする意識を持てている。
相変わらず素晴らしいハードワーク。


DREBからプッシュ。
ラベネルドライブレイアップ成功。

これもTag Upミスを見逃さないボールプッシュだった。
ダマがRim Runして、ラベネルはTop Stretchで3ptラインでとどまる関係性も良かった。
そこでラベネルがTopでパスを受けて、カウンタードライブしていくという。


3:03 香川
Floppy Post

Post FeedまでストックマンJr.がボールキープできずTOV。


ランダルダマの組み合わせ。
ママドゥにBigをつけて、ランダルにSmallをつけるマッチアップを選択。


2:33 香川
Horns Rip - High DHO
- Iso

ダマ木村Ripから木村ランダルDHOが本来のプレーだったが、vs Smallのマッチアップを認知した上でダマのDS移動を確認したランダルが自らのIsoを選択。
ただ、木村をマークするDefにディフレクションされて、ボールハンドリングを失ってTOV。

ダマが中でランダルが外の関係性ができていたのは良かったが、ドライブコースが開いていなかった。
IsoしたいランダルとDHOするつもりの木村とで、意思疎通を図りたい。


2:14 香川
Post Iso

ダマDS待機でランダルPost Up。
ハードにDenyしてくるSmallのDefをランダルが振り払ったのがオフェンスファールを取られた。

今度はママドゥではなく上良にBigをつけていた。
香川はその上良をパサーにすることでRim Protecterを1人3ptラインにロックできていたのは、偶然か分からないが良かった。
ただ、ダマDS待機と捨てられるママドゥのWeak Corner Stretchによって、がっつり2-3Zone Shiftされていた。
オフェンスファールがなかったとしても、ママドゥへの難易度の高いスキップパスを出せるかどうかの勝負だった。
ランダル自身の得点、ダマへの合わせなどの選択肢がはじめから消滅していた。

こうやって書くんだけどあれなんだよな。
ミドルレーンでダマDSランダルTopの配置でランダルがドライブしていく、個人的に推奨するプレーでも、「ランダル自身の得点とダマへの合わせ」を消滅させるDefの配置は普通にできるんだよな。
でもその場合のDefと、今のPost UpのDefとではなんか全然違う雰囲気になるから何回も同じことを書いてるけど言葉にできない。

DS配置のPost Upとミドルレーンのプレーの違いとしては、以下の2つがあるか。
・DSのダマとランダルにある程度の距離があるか(=ダマをマークするDefがランダルへのヘルプとダマのケアを両立できるか)
・パスの出し先がランダルの右にも左にもあるか

こうまとめるとやっぱり推奨するミドルレーンのプレーの方がずっと良いように思える。


1:33 香川
Inverted Angle PnP (vs Show)
- Wing Iso

ランダル木村PnPでさらなるMUMを軽く狙うがFight OverとShowっぽいので回避される。
それでもvs Smallになっているため、そのままIso。
木村をマークするDefのDoubleに捕まりかけるが、ファール獲得。
すでにボーナス突入。

Popした木村がWeak Wingの上良と被る位置にいる時間があったために、ノーリスクでDoubleできる瞬間を相手に与えてしまった。
一旦TopにまっすぐPopしていつでもパスをもらえる状況をランダルに用意してあげられると、Doubleされそうになることもなかったか。


ランダルムンホダマの組み合わせ。
ランダル自動MUMになるマッチアップ。


1:00 香川
Post Iso

ダマTop Stretch、ムンホWeak Corner StretchでランダルPost Up。
ダマを捨てたBigとムンホをマークするBigが2-3Zone Shiftして、ランダルをマークするSmallをサポート。
これ以上ドライブを進めればヘルプに捕まるというギリギリのところで、ランダルはプルアップを選択し、見事成功。

身幅を活かしたランダルのプルアップは非常に巧みだった。
vs SmallはPost Upでしか狙えないわけじゃないから、2-3Zone Shiftされるの分かった上でPost Upするのなあって感じ。
Topはラベネルじゃなくてダマだし、より分厚いヘルプにされる。
だから、ダマDS待機、ムンホSingle Side Corner Stretchで、ランダル松井Inverted PnPとか見たい。


0:22 香川
Empty Inverted Angle PnR (vs Switch)
- Wing Iso

ダマDS待機、ムンホWeak Corner Stretchで、ランダル松井PnRでさらなるMUM。
松井がSingle Side Cornerに移動して、おおよそ理想的な配置でIso開始。
ランダルのプルアップスリー失敗。

↑で書いたプレーを、だいたい同じ配置でやってくれて期待感のあるポゼッションだった。
1on1の中でハンドリングミスせずにドライブしてたらどうなっていただろうか。
良いプレーになったと思うな、惜しい。


3Q終了
横浜 40 - 63 香川

4Q

ランダルムンホダマの組み合わせ。
ランダル自動MUMが発生するマッチアップ。


9:42 香川
Pistol
- Ghost - Flip PnR (vs Chase)
- Pull Up

ランダルダマPnRから松井ダマVeerに繋げるデザインだったが、ランダルが自らのプルアップを選択。
ショット失敗。

BigにマークされるムンホをWeak Wingに配置していたのが良かった。


8:58 香川

DREBからプッシュ。
ダマのドライブがTOV。

Tag Upミスのない状況でのドリブルプッシュはダマにとって難しい。
Tag Upミスを見逃さないプッシュを素晴らしい、と何回も書いているが、このような場面も割とある。
ダマはおそらく相手のTag Upがどうなっているか、あまり考えていないと思う。
センスで今だ!と感じ取ってプッシュしているように見える。
それが良い方向に働くこともあれば、今回のようにそうでない方向に働くこともある。


8:38 香川
Wing Iso

ダマTop Stretch、ムンホWeak Wing StretchでランダルWing Iso。
ダマ松井Ripしていたから、Post - Rip DHO的なパターンのデザインだったか?
それはいいとして、ランダルのドライブレイアップでエンドワン獲得。

4Q 9:42に引き続き、ムンホをWeak Wingに配置していたことで、ランダルのドライブへのRim Protectionがなかったのが良かった。
ダマ松井RipでダマをマークするBigの意識をランダルから外していたこと、また、意識が外れているうちにドライブを仕掛けたランダルの判断も良かった。
PostではなくWingでのIsoだったからこそ、これらの良さが活きている。


8:09 香川
Get Veer (vs Chase)
- Roll Feed (TOV)

ムンホWeak Corner Stretchで松井ダマPindown。
Roll FeedがTOV。

パスを受けた松井のドリブルを使うタイミングが理想より早かったことで、最初のRoll Feedの機会を逃した印象。
ムンホをCorner配置していたため、ムンホをマークするBigがもっとRim Protectionに来てもおかしくなかった状況。
プレーの質も配置も↑の方が高かった。


7:45 香川
Wing Iso

ムンホDS待機、ダマDS移動中のEmpty SideでのランダルWing Iso。
ランダルのドライブにヘルプが出て、ランダルTOV。

Bigにマークされる松井がTopにいたことは良かったが、Strong Cornerが埋まっていない中でのベースラインドライブは、Weak Sideから思いきってヘルプに出やすいシチュエーション。
Post Upもそうだけど、Empty SideでのIsoでヘルプにカウンターするには、スキップパスを飛ばすか、良い感じにCutしてRotationを破壊しないといけない。
これらはオフェンスにとって結構難易度の高いプレー。
Strong Cornerを配置するか、Topでのプレーにするか、が解決策。


スティールから速攻。
ダマのダンク成功。


DREBからプッシュ。
ママドゥのレイアップ成功。

Tag Upミスを見逃さないランダルと、結果的にTag Upミスと同じ状況を作ることになるスプリントを見せたママドゥのナイスプレー。


6:14 香川

色気ムンムンのATO。
選手が動きを理解できていないのか、そもそも練習していないのか、と思うような雰囲気。


5:57 香川
High PnR
- Reject

ムンホDouble Side Corner StretchでランダルダマPnR。
Rejectしてファール獲得。

4Q 9:42, 8:38のようにムンホをWeak Wingに配置することはなくなった模様。
そのためRim ProtecterがCornerからRim Protectionの準備を整えていた。
ただ、ランダルがRejectすることで、ダマをDiveさせずに自分のドライブを演出。
Rim Protecterがいるとしても1人、という状況にしたのは意図的かは分からないが結果的に合理的。
横浜はランダルへの自動MUMがフィジカル的に成立していないと思うがいつまで続けるか。


↑のBLOBでTOV。


ランダルムンホダマの組み合わせ。
ランダル自動MUMのマッチアップをやめて、ムンホのところにvs Small。


5:32 香川
Horns Rip - Inverted PnP (vs Show)
- Corner Feed

ラベネル松井Ripから、ランダル松井PnP。
Showをやりすごすタイミングで、Rip後にDSからCorner Stretchしたラベネルにパス。
ラベネルのコーナースリー失敗。

ラベネル中でランダル外の関係性が作れていた。
自分をマークするBigがDSでRim Protectionに備えていることを察知したラベネルが、DSからCornerに開くことでオープンになる発想は面白かった。
ラベネルのショットの難易度はかなり高いが、発想は面白い。


DREBからプッシュ。
スキップパスを受けたムンホのカウンタードライブでレイアップ成功。

トランジションでRim Runしたラベネルが全体的な注目を集める中で、ランダルが突然のCornerへのスキップパス。
ムンホが大きなCOSでパスを受けてイージーなカウンタードライブを成功させることができた。
ランダルの視野がもはやレブロン。


4:42 香川
Horns Pin (vs Chase)

ラベネル松井Ripと思わせて、松井ラベネルPin。
松井の3ptは失敗。


4:10 香川
Spain PnR
- Roll Feed

3ポゼッション連続Hornsシリーズ。
今度はSpain PnR。
2nd Screenを利用してDiveしたラベネルがRoll Feedを受けてレイアップ成功。

相手Bigをランダルラベネルで2人とも3ptラインに引き出しておいて、松井の2nd Screenでその裏を狙っていく構造。
2nd Screenの角度とパワーが足りずに不発に終わることの多いSpain PnRだが、今回は成功した。


ムンホラベネルの組み合わせ。


3:30 香川
Corner Filled PnR (vs Show)
- Lift Feed - Counter Drive (Clearout)

ラベネルStrong Cornerの木村ムンホPnR。
Showを補うTagがラベネルのところから出る。
それに合わせてラベネルがLiftすることでワイドオープンになり、慌ててクローズアウトしてくるDefをカウンタードライブで抜き去ってレイアップ成功。
ムンホのDiveからのClearoutも光った。

ラベネル外でムンホ中の関係性を作れていた。
良いプレー。


4Q終了
横浜 49 - 83 香川

まとめ

主なセット
・UCLA Pop - Short Step-Up PnR
・Floppy Post

良かった
✅トランジション意識
▶️相手がTag Upミスしている時の成功率が非常に高い
▶️トランジション時はShow緩和問題やペイントエリアスペーシング問題も起こりにくい
✅ミドルレーンでプレーする時のランダル
▶️MUM完了時などの引力とパスセンスが光る場面が5回ほどあった

課題
☑️外と中の関係性
▶️DS配置のPost Upとか、ラベネルDS配置でダマScreenerとか
▶️年を越える前はよくできていたのに最近全然やらなくなってきた印象(できないポゼッションなんてないくらいの成熟度と定着度にそろそろしてほしい)
☑️Empty SideでのIso
▶️Weak Sideへのパスが難しいため、Weak Sideからのヘルプを集めやすい
▶️プレーエリアをミドルレーンに変えるか、Strong Cornerを埋めるか、が解決策だが香川はやるのか
☑️Short Roll Feedを通せていない
▶️Handlerの質(Reject、コンタクト、ドリブルのタイミング)
▶️Showを緩和する工夫の遂行力(各種スクリーンの工夫とそのリズム)

-試合実況考察